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★伊東和則写真館★ヅラんキング中間発表っ!! [まつさをな]

今日・28日土曜日は、『まつさをな』のツアー中日(なかび)。
そんなわけで、カーテンコールで岡田達也が、「時代劇恒例・ヅラんキング」の中間発表をいきなり行ってしまいましたっ!!
 
※「ヅラんキング」とはっ?!……時代劇ではみんながカツラをつけているので、その中で、誰が最も似合っているのか(ベスト1)と、誰が最もイケてないのか(ワースト1)を、ご覧いただいたお客さんに公演のアンケート用紙に書いていただき、それを楽屋でみんなで読んで集計していく、という、完全に劇団員の日々のお楽しみと化している行事。
 
で、ベスト1は、粟根まことさん。そして、ワースト1は……僕の口からはとても言えませんが、三浦。そしてワースト2は……可哀想すぎて言えませんので、写真でどうぞっ!!
 

 

 

 


★伊東和則写真館★青柳家の人々 [まつさをな]

台本にない名台詞、っていうのがけっこうあります。
特に今公演では、粟根さんのせいで(?)、みんながかなり勝手にセリフを増やしていますね。
筆頭は岡内、坂口、左東、ですか。
その3人が集う、千鶴からの手紙を読むシーン。

「ガーイジーンニモドーリマース」なんて、時代考証無視かよっ!!
 
では、まいります。名作・坂口台詞。
「よしこじゃなくてかしこでしょぅぅぅぅぅぅっ?!」の連続写真ですっ!!

 

 


★伊東和則写真館★意外なことに、鯉之丞。 [まつさをな]

筒井俊作が演じる、鯉之丞。
意外なことに、筒井だ、と気づいていない方がけっこういらっしゃいます。

近くで見ると、すんごいメイクなんです……。
 
なのですが。
ふと、鯉之丞の立場に立ってこの芝居を観ていると、本当に千鶴のことを自分の子供のように思っていることがわかり、ウッとなることがあります。
特に、最後に刀を渡すところ。
是非、次にご覧になるときは気にしていてみてください。


★伊東和則写真館★岡田達也 [まつさをな]


 
今回の岡田達也の役は、もしかすると今までで最も本当の岡田達也に近いかもしれません。
岡田達也の日記(http://www.hosomi.com/okada/ )を読んでいると、みんな(主に僕)が作り上げてきた岡田達也像とは大きく違うことがわかっていただけると思うのですが、そうなのです、実は生真面目で実直な努力家なのです。普段から、自分から話題の中心になるようなことはしませんし、「ピンク」と呼ばれているほど男臭くもありません。上川隆也のような「男も惚れるような男の色気」を漂わせているわけでもありません。
でも、岡田達也のそんなところが、きっとみんなに好かれる部分なのではないかと思うのですが。


 
『雨と夢のあとに』の時にも「今回の達也さんは白いですね」という感想をたくさんいただきましたが、今回はもっとたくさんいただいております。
すみません、岡田達也が腹黒いだの、ピンクだの、そんなことはもう二度と申しません……とも申しません……。


『まつさをな』曲目リスト!! [まつさをな]

お配りするのが遅れに遅れた、『まつさをな』使用曲目リスト。
本当に申し訳ありませんでした。
そこで、「キャラメルボックス音楽館」http://www.caramelbox.com/08_music_f.html で公開される前に、取り急ぎこちらで公開しておきたいと思います。

PDFファイルでダウンロードする場合は……
http://www.katoh-masafumi.com/MatsuswonaM.pdf

そして、曲目のリストは、普通にここに表記するとわかりづらいかと思いますので、「Googleスプレッドシート」というサービスを使って、リンクしておきます。 
■『まつさをな』使用曲目リスト
http://spreadsheets.google.com/pub?key=pNAy_K1kMvz2qHKt2TZfMDg&gid=0

■『まつさをな』使用曲目リスト(見づらいテキストバージョン)
 
M 場 曲名 アーティスト アルバム サントラ収録
0 1 オープニング 回転劇場 ZABADAK 回転劇場 ×
1 女剣士・美浪太夫 wind of the moor ZABADAK 『まつさをな』 ○
2 2 青柳家の養女に snowy land tico moon lento ○
3 3 千鶴と満寿江 Always In A Heart イサオササキ INSIGHT ○
4 4 武家の修行 TSUBAME 本谷美加子 MELODY〜Mikako Honya Best Collection〜 ×
5 忠兵衛の協力 Perdu dans le vent(風の忘れもの) 竹中三佳 New Album ×
6 5 栗栖道場入門 soup song moose hill(Vocal:原田知世) DESERT HOUSE ○
7 6 千鶴と啓一郎 ここで泣いていい 竹中三佳 New Album ×
8 7 "普請奉行・住田、暗殺" "I'm so sad, babe." middle name order 永久調和の瞬間 ○
9 8 満寿江の気持ち Always In A Heart イサオササキ INSIGHT ○
10 9 静馬と鉄之助 メトロノーム toe the book about my idle plot on a vague anxiety ×
12 11 春衣の気持ち Days of Childhood 恩田直幸 翼 WINGS IN THE DAWN ○
13 静馬の本心 硝子の振子 ZABADAK 『まつさをな』 ○
14 12 "千鶴、静馬を斬る" quiet now 木原健太郎 inner voice ○
15 13 満寿江の決心 Always In A Heart イサオササキ INSIGHT ○
16 襲われた鉄之助 Sad Fugitive 清水一雄 『まつさをな』 ○
17 14 啓一郎・静馬・勝太郎 闇の約束 清水一雄 『まつさをな』 ○
18 16 鉄之助捕縛 ふたつの影 ZABADAK 『まつさをな』 ○
19 千鶴の覚悟 命の果て ZABADAK 『まつさをな』 ○
20 17 闇風 七つの海とひとつの空 ZABADAK 『まつさをな』 ○
21 18 真っ青な海を越える日まで 雲の言葉 ZABADAK 回転劇場 ○ 

■曲目解説
演劇集団キャラメルボックス製作総指揮・音楽監督 加藤昌史
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今公演や過去の公演の使用曲目や解説は、下記ホームページで見ることができます。
■キャラメルボックス音楽館
http://music.caramelbox.com/
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 2004年の『我が名は虹』以来の新作時代劇ということで、今回は割と早いうちからデモをいただいていたZABADAKの『雲の言葉』をエンディング曲に使わせていただこう、ということだけは決めておりました。

 成井豊と真柴あずきからもらっていたストーリーノート(詳細なあらすじ)を読んで、この『雲の言葉』を聴いた瞬間、「まさか、ZABADAKにこのストーリーが漏れていたのではないか?!」というほどに歌詞がドンピシャ。もう、それだけで勝利(?)を確信してしまったのでした。
 そして、あとはこの曲をラストに持ってくるためにどう組み立てていくのか、という選曲だったわけですが、何百枚というCDを聴き、何百曲という楽曲をネット経由で試聴し、しかし最後の最後で、やはりクライマックス前の「マイナー系でアップテンポなインストゥルメンタル曲」がどうしても見つからずに『サボテンの花』をやっていただいたばかりの清水一雄さんに2曲も提供していただくことになってしまいました。
■清水一雄さん→→→ http://s_kazuo.at.infoseek.co.jp/
 
 また、せっかくエンディングがZABADAKなので、何曲かZABADAKの書き下ろし曲も混ぜたい、ということで吉良知彦さんに「インストで」とお願いをしたところ、なぜか1曲、歌モノができてきてしまいました。それが、『七つの海とひとつの空』。
 これがなんと、デモができてから小峰公子さんの歌詞の制作、そしてレコーディングが終るまでがなんと4日、という、驚異的なスピード制作!!それなのに、なんという名曲!! 吉良さん自身も、「いやぁ、いい曲ができるかどうかは時間じゃないんだねぇ」とつぶやいていらっしゃいました。
■ZABADAK→→→ http://www.zabadak.net/
 
 そして、今回の選曲の特徴はいろんなアーティストのピアノインストをふんだんに使ってみた、というところ。ひとつの芝居でここまでたくさんのピアノインストを使ったのは初めてかもしれません。まぁ、『TRUTH』で同じ曲を何度も使ったということはありましたけれど。
 なぜ僕があまりピアノインストを使わないかというと、ピアノ曲を使ってしまうと、それだけでなんとなく「それっぽく」なってしまうから。映画にもそういうの、多くありませんか?「ほら、泣けっ!!」て言われてるみたいで、あんまり好きじゃないのです。
 ところが、今回は、女性が主人公で、千鶴以外にも様々なドラマを抱えた女性たちが登場します。実は、僕は「男の気持ちはギター、女の気持ちはピアノ」って決めているところがあって(是非過去の芝居の選曲をのぞいてみてください)、今回は「えーいっ、かまわんっ!!自分が泣ければそれでいいわいっ!!」と、惜しげもなく秘蔵のピアノインストを出してしまった、というわけです。
■イサオササキさん→→→http://www.isao-sasaki.com/(※「あの」歌手の方とは別人のピアニストです!!)
■木原健太郎さん→→→http://www.kentarokihara.net/
■恩田直幸さん→→→http://www.pacificmoon.com/(※発売元レコード会社のサイト)
 
 そして、今回、キャラメルボックスのお客さまから去年の春に「是非使ってください」と教えていただいたmiddle name orderというバンドの曲も使わせていただきました。不思議な雰囲気のマイナー系の曲をいっぱい作っていらっしゃるのでかなり気に入っていたのですが、1年越しでようやく、という感じです。
■middle name order→→→ http://www15.ocn.ne.jp/~middle/ 
 
 あと、たまたま聴いたmoose hillという伊藤ゴローさんのソロユニットの曲もちょっと変わってるでしょ?実は、ボーカルは成井豊が大好きな原田知世さんっ!!うれしい偶然ですっ!! 
■moose hill→→→ http://www.moosehill.jp/
 
 また、『少年ラヂオ』に続いて、アイリッシュハープとアコースティックギターのコンビ、tico moonさんの曲もお借りしました。癒されますなぁ……。
■tico moon→→→http://www.ticomoon.jp/
  
 あと、残念なお知らせです。
 サントラCDに収録できない曲が、4曲。
 まず、竹中三佳さんの新曲2曲ですが、実はこれ、ちょうどオリジナルアルバムを制作中に、完成前の曲をたまたま僕が聴いてしまい、「こ・これ、貸してくださいっ!!」と横から手を出したような形になってしまったのです。つまり、もうすぐこれらの曲を含むソロアルバムができますので、それまでおたのしみにっ!!
■竹中三佳さん公認ファンサイト→→→ http://f21.aaa.livedoor.jp/~mika/ 
※アミューズ所属のタレントさんに同姓同名の方がいらっしゃいますが、別人ですっ!!
 
 そして、本谷美加子さんの『TSUBAME』はレコード会社の事情でサントラ収録がNG。toe(トー)の『メトロノーム』は、toeの皆さんが自分たちの楽曲が他のアルバムに収録されるのはちょっと、ということでNG。toeは、僕が今最も注目して聴いている「ポストロック」というジャンルに分けられているバンドたちの中でもかなりカッコいい曲をいっぱい作っていらっしゃいます。是非、toeの楽曲はアルバム『the book about my idle plot on a vague anxiety』で聴いてみてくださいっ!!
 でも、本谷美加子さんもtoeも、iTunes Music Storeで見つけることができます。是非聴いてみてくださいっ!!
 
■本谷美加子さん→→→ http://micacohonya.sakura.ne.jp/
■toe→→→ http://www.toe.st/
 
 
【2007.4.21. Katoh Masafumi】


★伊東和則写真館★男たち。 [まつさをな]

今回は、よく「『TRUTH』に似ている」と言われます。
両方とも山本周五郎さんの作品を下敷きにしていることもありますが、ひとえに脚本・演出の成井豊が伝えたいことがずっと同じ、ということがあるかと思います。
それと、やはりこの時代を描くときにどうしても避けて通れないのが身分制度。
様々な障害をかかえながら、ひたむきに生きていたであろう江戸時代末期。しかし、大きな変動の前の静かな動きは、この時代を生きた人たちの心の中にざわざわと起きていたのでしょうね。

それにしても、この、伊東さんの写真。
『まつさをな』を観終わってからこのオープニングの写真を見ると、もう、この時から静馬は……ということがわかるんですね……。それを撮った伊東さんが凄いんですけど。


★伊東和則写真館★粟根さんったら。 [まつさをな]

劇団☆新感線の粟根まことさん……。
http://www.vi-shinkansen.co.jp/
今をさかのぼること16年前、1991年の「加藤昌史プロデュース『天国から北へ3キロ』」という芝居に出ていただいていた以来のお付き合いで、シアターエクスプレスではほぼ主役の犯人役。そして、劇場での芝居では『MIRAGE』(2000年)で初登場でした。
新感線とキャラメルボックスっていうと、ジューダス・プリーストとボン・ジョビ、聖飢魔IIとオフコース、氣志團とコブクロ、ってくらい離れた存在に思われますが、両方とも根っこになっているのはつかこうへい事務所の芝居だったりするので、「エンターテインメント」という意味では同じ畑なのかもしれません。

ここ10年ぐらいのキャラメルボックスは、ついつい「リアル」な芝居をしちゃいがちですが、やっぱり久しぶりに粟根さんに会って、身体を張ってお客さんを笑わせながらちゃんと締めるところは締めていく、という芝居を見せられると「いかんっ!!身体を使わなきゃっ!!」と思うわけです。

「あんな家老はいないっ!!」というアンケートもありますが、おっしゃるとおり。
それを言ったら、『風を継ぐ者』で上川隆也がやった土方だってスキップしてましたし。
いーんですっ!!


『まつさをな』PV完成っ!! [まつさをな]

すでにご覧になった方なら「あっ!!あのシーンだっ!!」と大興奮していていただけること間違いなしっ!!
東京公演のテクニカルリハーサルとゲネプロで撮影した、迫真の映像を使ったダイジェスト・ムービー、ただいま公開っ!!

YouTubeにアップしておりますので、皆さんのブログなどへのリンクもご自由にどうぞっ!!


跳ぶ!! [まつさをな]

なにしろ今公演『まつさをな』は、女剣士が主人公ですから、殺陣のシーンが多いんです。
で、しかも「勝負としての殺陣」ではなく、「殺そうとする殺陣」なのです。勝負ならば、相手の足を斬るとかすれば勝負が付くわけですが、今回はなにしろ日本刀で叩き殺そうとして戦う殺陣。
なので、一手一手が、重いのです。
体重と重力を利用して叩き斬ろうとする瞬間。

 
そして、満身の力を込めて振り下ろされた刀を必死で避ける瞬間。

 
どちらも、何度観ても「あっ!!」と声が出てしまいそうになるのです。


大内!! [まつさをな]

今日は、僕の写真です。
 
上川の殺陣を「剛」とするなら、大内の殺陣は「柔」、と思ってきました。
いや、もちろん上川の場合でも、竜馬の時と土方の時と宮本武蔵の時と一豊様の時と信長の時ではそれぞれ違うわけですから、勝手にどうこう決めつけるのはどうかとは思うのですが、この二人の魅力の差というのは「ナタ」と「刀」ぐらい違うな、と思うのです。
で、今回はその大内厚雄の魅力を存分に味わうことができます。

 
『Blue』の時に何ステージも撮ることができたので試すことができた「流し撮り」を、今回もやってみました。
殺陣のシーンの写真っていうのは、本当に難しくて、誰かがかっこよくても誰かが目をつぶってたり、へんなかっこうをしていたり。
でも、こういうふうにシャッタースピードを落して撮ると動きが出てかっこいいのですが、「写ってない」という危険性と隣り合わせなのですけどね。

 
まぁ結局、『まつさをな』の殺陣は劇場で、ナマで、身体で感じていただくしか、あの恐怖を体感することはできないと思います。是非、あなたの五感を研ぎ澄ませて、全身で彼らの殺気を受け止めてください。


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