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★東京公演千秋楽速報!! [まつさをな]

あぁぁぁぁっ!!『サボテンの花』の千秋楽の写真を載せてなぁぁぁぁぁいっ!!
……ということに今気づいた、ダメダメな加藤です。
 
おかげさまで、無事、『まつさをな』東京公演無事終了っ!!
カーテンコールでは、千秋楽恒例の一言挨拶が行われた後、「締める男」ことダッチが登場。
出演してないのに。
そして、締めましたっ!!

 
ではまたっ!!


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「羽二重(はぶたえ)」を付けるまで [まつさをな]

昨日の羽二重姿の写真を見て、「あれはどうやって付けるんですか?」という質問をいただいたので、小多田直樹をモデルにご案内いたしましょうっ!!
 
羽二重をつける用に、ぼさぼさの頭を誇らしげに見せる小多田。

 
羽二重が干してあるところを広げてみました。
布に、ひも2本が付いている、という形状です。

 
それを、二人がかりで装着します。
付けられる本人は、髪の毛を上げて待機。
後ろから、もう一人がかぶせていきます。

 
1本目のひもを後ろに回して、かなり思い切り引っ張ります。

 
ぐるっと回ってきたひもを側頭部で貼り付けます。

 
貼り付けるときに使うのが、鬢付け油。
かなり固い油です。

 
それから、布の部分を思い切り後ろに引っ張ります。

 
もう一本のひもで布をまとめて、また鬢付け油で固めます。

 
これで、1枚目が完了。なんと、おなじ作業を繰り返して、髪の毛が飛び出したりしないように、もう1枚かぶせるのだそうです。

 
ちなみに、カツラは、このようにして収納されていて、本番直前にかぶるのです。

 
それにしても、なんで昔の人はあんなめんどくさい髪型をしてたんだろう……。
……とつぶやいたら、粟根さんが「モーツアルトとかハイドンみたいな人たちのカツラといっしょで、身分や立場を表すためのいわば示威行為、とでも申しますかね」とさらっと。
……そーだったのかぁっ!! 雑学王・粟根まことの知識量は、どこまでいくのかっ?!
 
以上、羽二重ライブ、お届けいたしました。
……僕、千秋楽だっていうのに何をやってるんでしょうねぇ……。


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和かつらの秘密 [まつさをな]

時代劇の時にかぶる、和かつら。
漢字で書けば、鬘。
これは、髪の毛の上にいきなりかぶるわけではありません。
まず、羽二重(はぶたえ)という、下敷きみたいなものを頭に巻きます(モデル・實川貴美子)。

この羽二重、男性は肌色、女性は黒。なぜなら、男性は「月代(さかやき)」という、剃り上げた部分があるからですね。
横から見た図。

開演前の楽屋では、みんながこの頭を手伝い合ってまず作り、その後しばらくはこの格好のまま楽屋をうろうろしています。なので、ちょっと、夢を壊してはいけないかなぁ、と思って終演後のスナップしか「加藤の今日ブログ」には載せていない、というわけです。
が、そんなことも関係なく「この格好、おいしいので全身でお願いします」と言うじっきー。

この後、袴を着けて、稽古のシーンに行く、というわけです。
あ、鬘も付けてね。
着用後は、こんな感じ。

んーーー、こんなに接近しても、じっきーはきゃわゆいですねぇ(←いや、ほんとにそう思ってるってばっ!!←誰に言い訳してるんだっ?!)。
 
そして、男の羽二重(モデル・畑中智行)。

これはこれで有りな気がしてきます。
 
そして、着用後はこんな感じ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
……着用するものがちがぁぁぁぁぁうっ!!


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★伊東和則写真館★三浦剛 [まつさをな]

三浦が、こんなにたくさんのセリフをもらったのは初めてなのです。
その声質から、堅いセリフをしゃべらせるのが難しい、ということもあったのですが、もうそんなことを言っていられる場合ではありません。入団6年。畑中と切磋琢磨してもっともっと重みを持って欲しい、そんな願いもあっての今回の起用だったのではないかと思います。

だいたい、見た目は、背も高いし顔も濃いから、舞台映えするわけですから、あとは存在感です。
なにしろ、もともとがスポーツマンですから、熱いハートは誰よりもあるはず。
あとは、岡田達也や大内厚雄と並んで引けを取らないところまで、心の中で燃えたぎっている魂を表に出せるようになってもらわないといかんのです。
今回のツアーを通じて、三浦がどこまでいけるのか。
是非、見届けてください。


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ヅランキング投票所 [まつさをな]

感動のカーテンコールで、いきなり「アンケート用紙に書くネタが無かったら、是非“ヅランキング”に投票してください。その結果は、翌年の公式ハンドブックに掲載されたりしなかったり。基本的には楽屋でみんなで楽しませていただいております」と言われたら、引く人は引きますし、しかし、その後の素敵な言葉たちや、素敵な去り姿を見ていると、瞬時にして「ヅランキング」のことを忘れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなわけで、そういう細かいところをいちいち拾っていくのが、この加藤昌史。
是非、皆様、この記事にどんどんあなたのヅランキングを書き込んでいってくださいっ!!


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ブタだってことはお見通しなんぢゃっ!! [まつさをな]

今日は、ちょっと、みき丸の「マスク」をずらしてやりました。
ざまぁみやがれっ!!

注…僕は、みき丸が誕生して以来、天敵として君臨しており、生みの親の大森美紀子や、みき丸の衣裳を作っている中村恵子や、みっこさんの味方であるCSCの皆さんに憎まれ続けているのですっ!!
わっはっはっはっはっ!!


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★伊東和則写真館★千鶴の剣 [まつさをな]

先日、今度は子供の頃から剣道をやっている、という方とお話をしました。
その方は「木刀のシーンを見て、温井さんがどれほど練習をしたのかがわかりました。昨日今日の練習でできる振り方ではありませんでした。でも、そんな温井さんを引き立たせているのは、達也さんであり、そして大内さんですね。特に大内さんの剣さばきで、温井さんの剣が数倍すごく見えていると思います」とおっしゃっていました。
達也や大内は、もう長い間時代劇で剣を振ってきましたから、キャラメルボックス的には達人の域に達しているわけですが、温井は、というか女優は、今までこれほどまでに本格的に男優と剣で戦う、という経験がありませんでした。それはまた、逆もあって、野郎どもとしては、女優と剣で戦うなんてことはなかったわけで、これはもう、極度の緊張を強いられるわけです。
達人同士の戦いであれば、ミリ単位で避けたり斬ったりできるわけですが、やはり相手が女優だと、達人が「受け方」で見せていく、ということがかなり重要だったりします。
今度ご覧になるときは、千鶴の剣さばきはもちろんですが、大内厚雄の「受け」にも注目してご覧くださいませっ!!


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★伊東和則写真館★「押し斬る」「叩き斬る」 [まつさをな]

先日、「チャンバラ」を習っている、という方とお話する機会がありました。
「殺陣」と言わずに「チャンバラ」とおっしゃっていたのですが、その方がおっしゃるには「いわゆるテレビの時代劇の派手に見せるためのチャンバラをやっているんです」とのこと。
その方が、『まつさをな』を観てくださり、「テレビを見慣れている人には、ゆっくりだなぁ、と言われるかもしれないけど、キャラメルボックスの殺陣は木刀や日本刀が持っている本当の恐怖を教えてくれる気がするね」とおっしゃっていました。
「刀の重みの感じさせ方が、割り箸とバットぐらい違うからね」とも。
そんな佐藤雅樹先生の「キャラメル殺陣」の達人、岡田達也と大内厚雄の一戦は、次にご覧になるときは是非集中してご覧ください!!


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★伊東和則写真館★静馬のこと [まつさをな]

成井豊が最も気持ちを入れて書いた、と言っていたのが静馬。

 
子供の時から親友に囲まれて楽しい思い出ばかりを作りながら育ってきた僕とは対照的に、成井は「親友」だと向こうが思っていた相手を憎んでいた、という過去を持っています。
作家って、そういう人じゃないとできないのかもしれません。
そもそも僕が初めて観た成井の芝居『キャラメルばらーど』も、見た目はかわいい話でしたが、強烈に孤独な主人公が「たった一歩」だけを踏み出す物語でした。
 
成井豊の芝居の、最も難しいところがこの「たった一歩」なのです。
基本的にキャラメルボックスは、エンターテインメント・ファンタジーを目指しています。宮崎駿監督の作品も、「たった一歩」の成長がテーマであることもあったりしますが、しかし『まつさをな』の静馬の「たった一歩」は、あまりにも、あまりにも、悲しすぎます。

 
5年前の今頃、静馬を演じる大内厚雄は大きな大きな人生の転機に引きずり込まれました。
あれからの大内の変化は、大内を知る人、大内を見続けてきた人には、もしかすると眩しくもあり、神々しくもあったのではないでしょうか。
 
屈折と、挫折と、絶望と、孤独を知る、もう一人の主人公。
あなたは、千鶴、啓一郎、静馬、またはそれ以外の登場人物達の誰に自分を見ましたか?


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★伊東和則写真館★斬られるわけにはいかない事情がある [まつさをな]

幼い頃からの思いがやっと叶った、鉄之助と春衣。
それなのに、鉄之助が刀を抜かなければならない相手は、よりにもよってその春衣の兄。
躊躇する間は、無い。

 
しかし、もしかすると考えすぎなのではないかとも思うのですが、静馬はこの結末を知っていて春衣を鉄之助に渡したのではないか。
……と考える間もなく、倒さなければ倒される、考えている余裕など無い、圧倒的な相手。

 
「まさか」「まさか」「そんな」「嘘だ」「やめろ」「やめてくれ」「こんなことあるはずが」「何故俺は今この人と」……そんな単語が、必死で防戦する鉄之助の脳裏をよぎったのではないかと。

そんなことを考えながら迎える静馬がいないラストシーンは、あまりにも悲しく、しかし悲しければ悲しいほど「これから」を楽しみにできるのです。


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