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岩国藩士たち。 [俺たちは志士じゃない]

そのひたむきさが、逆に滑稽にさえ見えてきてしまう岩国藩士たち。

 
「田舎侍」と土方にののしられていますけど、土方本人が、まさにその田舎侍だったわけで、あとは知識を頭に、志を心に持っているかどうかの違いだったのかもしれません。

 
僕は、この芝居を観るたびに、岩国藩の連中のことがひとごとじゃない、と思えるのです。なんだか、演劇界におけるキャラメルボックスみたいで。
一所懸命自分たちの国を良い国にしていこう、と思っているのですけど、世の中のメインストリームのことは実はあんまりわかっていなくて、でも、自分たちなりにできることから始めてがんばっていこう、という姿。
「本物の演劇人」である浅野さんや大家さんと出会って、普通に飲んでおしゃべりしているだけなのにいろんなことが勉強になって。「本物のアクション俳優」である武田さんと出会って、ただ近くにいるだけでただずまいが武士になっていって。
岩国藩の連中が松と竹に出会い、桂と語り、新撰組と斬り結んで、結果、志士になっていった。そんなふうに、僕らも本物の演劇、「Japan's Original Play」に近づいて行ければいいなぁ、と思ったりするのです。

 
僕はあんまり『俺たちは志士じゃない』の現場に行けなくなっていきますが、岩国藩を演じているメンバーを始めとしたキャラメルボックスのメンバーが、この芝居から、このチームから、山のようにたくさんのことを学んで「次のキャラメルボックス」を構築していってくれることは、間違いないと思うのです。


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沖田はどうだ!! [俺たちは志士じゃない]

稽古が始まった頃は、ひよひよしていた、多田・沖田。
武田・土方のつきっきりの指導が実り、爽やかで冷徹な剣士が舞台で舞っています。

 
恐い、というよりも、「コイツ、本当にやっちまうかも」という不安さえ覚えるほどの冷たさ。

 
さりげない仕草や視線の送り方までもが、沖田臭いかも。
アンケートで何枚も「藤原竜也さん風の沖田ですね」というのがありましたが、それは褒めすぎでは……?!

 
土方さんにぐいぐい来られるとおとなしくなるところも、日常の二人の関係そのままなので、リアルですねっ!!


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決定的瞬間!! [俺たちは志士じゃない]

「桂るぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」

桂も恐いけど、物理的に恐いのは土方歳三っ!!
刀を振ると、「バビュッ」て音がします。
時々、この人だけ真剣を使ってるんじゃないか、って不安になることもあるくらいの刀さばき。
それもそのはず、武田浩二さんは10年以上、某忍者村で忍者をやっていたのだそうですっ!!
今ではもう、いろんな舞台に引っ張りだこですけど、全身から漲る(みなぎる)気力とか存在感とか、絶対にキャラメルボックスにはいない、だからこそ「ゲスト」。
強烈な男気。
竹を割ったような動きと言葉。
そして沖田にはちょっと甘い、そんな副長っ!!
好きだぁぁぁぁっ!!かっこいーーーっ!!(←いや、変な意味じゃなくてっ!!)


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本番前の、白い彼ら。 [俺たちは志士じゃない]

「まだ出番は遠いんじゃ、ワシ。開演前の定位置は、このステージモニターの上なんじゃ。」

 
「よっ、じゃぁ、オレ、先に言ってくるわ。」
「おっ、出番早くてえぇのぉ。ワシにもいいトコ、取っといてやー。あんまり早く溶けんなやーーっ!!」


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今日の夜の回の気合い入れ。 [俺たちは志士じゃない]

今日の訓辞は、お昼の回の浅野さんに指名された細見。
ぐっとくる言葉に、僕まで気を引き締めました。
円陣を組んで、何かを誰かが言って、最後にみんなが手を空に突き上げました。

力強いチームです。
 
そして、数日前の記事へのコメントでクボミが言っていたとおり、客席でもキャストに付いていない劇団員や演出部や製作部が集まって気合い入れが。
でも、同じ時間帯だったので写真は撮れませんでした。
というわけで、気合い入れから帰ってくる、クボミとまみゅーん。


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初演・再演と一番違う、僕が好きなところ。 [俺たちは志士じゃない]

惑星ピスタチオとのアナザーフェイス版、キャラメルボックス版、とやってきた『俺たちは志士じゃない』から、今回の『俺たちは志士じゃない』で書き換えられたところは山のようにたくさんあるわけですが、最も僕の胸を打ったのは桂小五郎の描かれ方と演じられ方。
幕末好き(マニア?)のマキノさん自身が「オレは幕末の志士の中で桂が一番好きなんだ」と断言することからもわかるのですが。
ついつい、主役の二人に目がいきがちだったり、逆に初演以来ずっと西川が桂の役をやってきている、ということで油断しがちですが、今回の桂は本当に恐い。その恐さが、きっと本物の志士の迫力。そしてそれを演じ切れているのが、西川浩幸の凄さ。
特に、後半の「ダメだ、おまえらにも手伝ってもらう」というところ。
何度観ても、背筋がゾッとしてしまいます。
カッコイイ、という言葉では言い表せない、本物の迫力。
皆さんは、どう感じましたか?


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このシーンが評判いいようです。 [俺たちは志士じゃない]

おおはた雄一さんのアルバム『ラグライム』に収録されている、『おだやかな暮らし』という曲に乗せてお送りする、このサイレントシーン。

メロディーと歌詞と、三人の気持ちが胸を打つシーンです。
意外に気づかれていないのが、照明プランナー・服部基さん入魂の流れ星。
これから観る方は、なんとなく、夜空を気にしていてくださいね。


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舞台袖の、白い彼。 [俺たちは志士じゃない]

「ふー。出番が終わったぜぃ。でもなー。ひとりぼっちなんだよなー。もう、明日まで出番ねぇんだよなー。むなしーなー。ふー。まーよー、溶けねーだけでもいーってことさ。ふー。」

 
「おーーーーーーーいっ!!おーーーーーーーーーーいっ!!こっち向いてくれよーーーっ!!なんだよー、聞えねーのかよーーーーっ!!」

 
「あっ、キミは、今、カトーノキョーブログでアイドル路線で売り出され中のまだ初舞台にも立っていない新人の、まみゅーんこと井上麻美子ちゃん(20)じゃないかー。オレに気づいてくれるとは、えー子やのーーーー。アンケートに『黒子の井上さん可愛かったです』って書かれてたそーやのーーー。アレは、お笑い路線で売り出され中の同期の新人・クボミこと久保田晶子(26)なのになーーー。」

 
「ふー、しんどかったー。」
「おっ、来おった、来おった。おめーが来ると、もーちょいでこの芝居もラストシーンやなー。」


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【俺志士Q&A】あの火花は? [俺たちは志士じゃない]

Q◆初日を観て以来、久しぶりに今日『俺たちは志士じゃない』を観たのですが、松吉さんの銃が、建物に当たりました。初日は外れたんですか?
 
お答え◆はい。初日は、狙いが外れて空を撃ってしまったのですが、今日は土方と沖田を狙った二発が建物を直撃して火花が散りました。……というのはウソです。実は、仕込みの段階で「場当たり」を見ていたウチの製作総指揮の人が、「マキノさん、あそこの二発だけは、弾着を使った方がリアルじゃないですか?」と提案したら「そりゃそうやけどな、あんた、予算ってもんがあるだろーよ」とマキノさんがおっしゃり、直後に製作総指揮の人が「仲村くーん、特殊効果の予算って……?!」と相談してみたところ「●円までならなんとかなるかもしれませんよー」ということで、その日に特殊効果のギミックさんに見積もりを取ってみたら行けそうだったので発注をかけたところ、仕掛けのテストとか、消防署の申請とか査察とかいろんなことがあって、結局、やっと今日から「弾着」の演出が始まった、というわけです。
 こういう、日々増えたり減ったりいろんなことが変わっていくのが、演劇ならでは、というわけですね。
 ちなみに、劇中で、開演から終演までにいろんなものが減っていくのですが、けっこう気づいてない方もいらっしゃるようですので、写真をのっけてみようと思います。また、そいつらの減らし方にもいろいろあって、どうしても人手が足りなかった部分を役者が演技の一部に採り入れてなんとかしちゃった、という一瞬もあったりするんですよーん。


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【俺志士Q&A】マキノさん演出でも「気合い入れ」はやるんですか? [俺たちは志士じゃない]

お答え◆やってます。
(↓↓↓証拠写真)

詳細は、新人・久保田晶子がコメント欄にてレポートしてくれるはずですっ!!


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