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初演・再演と一番違う、僕が好きなところ。 [俺たちは志士じゃない]

惑星ピスタチオとのアナザーフェイス版、キャラメルボックス版、とやってきた『俺たちは志士じゃない』から、今回の『俺たちは志士じゃない』で書き換えられたところは山のようにたくさんあるわけですが、最も僕の胸を打ったのは桂小五郎の描かれ方と演じられ方。
幕末好き(マニア?)のマキノさん自身が「オレは幕末の志士の中で桂が一番好きなんだ」と断言することからもわかるのですが。
ついつい、主役の二人に目がいきがちだったり、逆に初演以来ずっと西川が桂の役をやってきている、ということで油断しがちですが、今回の桂は本当に恐い。その恐さが、きっと本物の志士の迫力。そしてそれを演じ切れているのが、西川浩幸の凄さ。
特に、後半の「ダメだ、おまえらにも手伝ってもらう」というところ。
何度観ても、背筋がゾッとしてしまいます。
カッコイイ、という言葉では言い表せない、本物の迫力。
皆さんは、どう感じましたか?


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コメント 6

一季

加藤さん同様、桂さんが怖いと思いました。
きちんと自分の書いた感想を確認しました。
政をしている桂としては怖い、だけど西川さんの面白さが全くなくなっているわけではない、とか書いてます。
桂さんが怖いから、ぬいさんやかえでさんが生きるんだなぁと思ったり。
by 一季 (2006-06-28 19:35) 

まなひ

新選組好きとしては、桂さんはどうも好きになれません。新選組系の本などを多く読んでいるせいかもしれませんが、新選組はまっすぐバカみたく走り続けその間桂さんは逃げ続けおいしいところだけ持っていったって気がして。

立場が違うので仕方がないし、幕府が大政奉還をしなければ今の近代国家はないわけですから。

「ダメだ、おまえらにも手伝ってもらう」は確かに怖い台詞です。薩長同盟のため、倒幕のため、本物の坂本、中岡のために捨て駒になってもらう。って意味も含まれていますよね。
by まなひ (2006-06-28 20:15) 

caramel 初心者

作品全体を通じ、かなり男っぽさに溢れている雰囲気がしたのですが、
それを一番強く感じたのが、今回の桂の描かれ方でした。
幕末の動乱のさなか、したたかな策略家の一面もある、
よりリアルな桂小五郎の姿を見せつけられているように思えました。
あの気迫で凄まれたら、松吉と竹次郎も従わざるをえないか・・・と。
by caramel 初心者 (2006-06-29 01:13) 

Buchi

いや、まったくその通りです。
感想は、mixiに書いたとおり。ここは、ぞくぞくしますね。
自分の目的のために、他人の死をもいとわない。
でも、そのつらさも十分分かっている。分かっていながら要求する。
そんな桂の覚悟が堪らないです。
西川さんのこの1年間のグレードアップ振りには、脱帽です。
by Buchi (2006-06-29 01:24) 

うわぁ~~期待度あがります!
あらかじめビデオで見てから行こうかと思ってましたが、止めておきます。
幕末の時代の空気も感じられそうですね!うずうずvv
by (2006-06-29 16:57) 

とも

私も新選組派なので桂さんはじめ長州側の視点はあまり知らないのですが、今回の西川さんの桂は本当にかっこいい。個人的には北条雷太に次ぐかっこ良さでは!?とぞくぞくしました。目的意識の強さも、一途さの表れと感じました。
by とも (2006-07-13 00:01) 

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