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畑中の沖田を観てください。 [風を継ぐ者2009]

 もちろん、左東の迅助、大内の小金井、三浦の土方、丈二の三鷹、西川の鳩斎、岡田さつきのたか子、實川のつぐみ、安理のその、岡内の美祢、粟野さんの宇部、小多田の小野田、石原の秋吉、みーーーんな見ていただきたいのですが。

 

 最強長州藩、豪華桃山診療所、そして激闘新選組。

 

 その中で、やはりどうしても「『風を継ぐ者』の沖田は菅野良一に限る」とおっしゃる方がいまだにいらっしゃって。が、たいていのそうおっしゃっていた方々が、「畑中さんも、別な沖田としてそこに生きていた!!」と言ってくださいます。

 

 そんな畑中の活躍を、舞台ソデから撮影した写真をお届けいたします。

 客席からは見られない表情を、多数お届けできるかと思いますが、大千秋楽が近付いて油断して、台本を劇場に置いてきてしまいました……。

 なので、セリフは、僕のテキトーな記憶の中で変換されたものになっている可能性が大きいですが、是非お楽しみください。

 

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「立川さん、小金井さん、下がってっ!!」
 

 

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飛ぶっ!!
 
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飛ぶっ!!
高いっ!!
長州藩を圧倒っ!!
……がっ…………。
 
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美祢が、自分の夫は池田屋事件で沖田に斬られた、と語っている時の沖田。
 
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つぐみに「本当のこと」を言われて、
「たてまえ」を語ってしまった、沖田。
 
 
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「小金井さんは、時々斬ってやろうかと思うことがありますねーー」。
 
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「ずっとつかに手を掛けていましたよね。理由をおしえてください」
 
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「沖田さんの首を持って帰らないと、そのが……!!」
 
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「土方さんを呼んできてください」。
すでに、覚悟が決まった瞬間。
 
 
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「そんなことをしたらそのが!!」
 
……沖田は笑っています。
すでに、死ぬ覚悟ができていたんです。
 
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「手紙を渡すくらい、許してくれてもいいでしょうっ?!」
 
沖田総司の切ない恋心。
この気魄に長州藩士たちも思わず黙ります。
 
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つぐみに別れを告げる沖田。
 
あまりにせつない結末。
 
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しかし、別れを告げて去る瞬間は……。
 
あまりにも壮絶な生きざま。
 
数ある小説の中で描かれてきた沖田総司よりも、
渡辺多恵子先生のコミック「風光る」の沖田を、
僕は思い浮かべてしまいました。
 
優しいのに豪腕。
豪腕なのに繊細。
 
こいつが維新後も生きていたらこの国はどうなっていたのだろう。
 
いろんな想像をかきたたされる、『風を継ぐ者』の沖田。
間違いなく、畑中智行にとって、
『トリツカレ男』のジュゼッペとともに
代表作になった、と言えると思います。

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「小金井の面の方が早かった」証拠写真。 [風を継ぐ者2009]

 今回の『風を継ぐ者』で、僕が最も好きなのが、「本当は強いのにそれを隠している」と沖田に言われる小金井兵庫の、まさにそこの部分を、1996年の神戸公演と2001年の再演で土方歳三を演じた「キャラメルボックス内剣豪」である大内が演じているところ。

 初演の西川、再演の岡田達也ともに殺陣は上手だったのですが、それから何年もの月日が経って、何本もの時代劇をやってきて、劇団員みんなのスキルがアップしたこともあるのでしょう、特に大内と畑中、という「剣豪」の対決によって、「もしかしたら沖田より、実戦では叶わないものの、実は剣の腕は上なのかもしれない」と思わされてしまうところなのです。

 

 この道場のシーンでは、おそらく0.何秒、というところで、やはり小金井の面が早いのです。

 

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……それを「演技」でやれてしまうこの二人に、脱帽です……。

 


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聞こえた。 [風を継ぐ者2009]

 ラストシーン。

 

 「聞こえないぞーっ!!」と小金井が叫んだ後、あらためて迅助が何かを叫んだ瞬間。

 

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秋吉には聞こえなかったけど、
小金井には聞こえた。
 
「走り続けてたっ!!」
 
その、聞こえた瞬間。

 


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「死ぬなよ」。 [風を継ぐ者2009]

 キャラメルボックスのSNS「Caramelland(キャラメランド)」で、「はっきり声が聞こえた!!」と騒ぎになっていた、台本に無い西川の芝居がありました。

 

 長州藩が退却した後、診療所に戻ってきた鳩斎先生に、迅助が言うセリフ。

 「新選組は都の治安を守るために戦ってるんです。殺すために戦ってるんじゃなくて、人の命を守るために」。

 その後、鳩斎が笑顔になり、迅助を許した、という芝居をしている、というのです。

 そんなの、ゲネプロの段階では全く気づきませんでした。

 なので、舞台ソデに潜入っ!!

 

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「人の命を守るために」と言われた後、
にやっと笑って奥を向く鳩斎。
 
そして、そのが「よかったです。兄上が死ななくて。誰も死ななくて」と泣いた後。
 
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「死ぬなよ」
 ……舞台ソデでは、はっきりその声が聞こえました。
 
左東に聞いてみたら「ずっと、西川さんは言ってくれてます」とのこと。
 
……西川浩幸、かっちょよすぎだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ……!!
 

 


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のぞき見専用。 [風を継ぐ者2009]

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きっと三鷹あたりが作ったんでしょうねぇ、こんなの。
 
しかし、これを実際に作らされた小道具さんの気持ちやいかに……。

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小金井の日記 [風を継ぐ者2009]

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「沖田が千駄ヶ谷にいるというので、直ちに駆けつけた。
が、一足遅かった。
三日前に死んでいた。
沖田はまだ25歳だった。
せめて一目だけでも会いたかった。
会って、礼が言いたかった。」
 
 
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「明治2年5月30日、箱館五稜郭の戦が終わった。
土方は、すでに5月11日に戦死していたらしい。
あの男は新選組の隊士として、
最後まで幕府のために戦った。
土方の死によって、
新選組の歴史は完全に幕を閉じた。」

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長州藩、強力な援軍。 [風を継ぐ者2009]

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1996年版『風を継ぐ者』の宇部役、
「おうみ・やたろう」に間違われがちな「おうみや・たろう」こと、
近江谷太朗が来てくれました。
 
2009年版宇部さんと、密談。
 
 ……明日は勝てるかもしれません……!!

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風を継いだ瞬間。 [風を継ぐ者2009]

いやです!!
 
俺は絶対に逃げませんっ!!
 
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命を賭して沖田を守る決意をした瞬間に、
 
風は受け継がれたのですね。
 
瞬時に鬼の形相へと変化する、迅助!!

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沖田の頼み。 [風を継ぐ者2009]

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ここは診療所です。
傷ついた人を助ける場所なんです。
 
 
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そんな目で俺を見るな!!
まるで俺がおまえを殺そうとしてるみたいじゃねぇかっ!!
 
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宇部さん、終わりにしましょう。
 
しかし、美祢殿!!
 
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何をしてる!!
 
早く行け!!
 
 
……くぅぅぅぅぅぅぅ……。
かっちょえぇぇぇぇ……。
 

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つぐみ。 [風を継ぐ者2009]

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心の臓がコトコトコトコト、
元気に働いてる音を聞くのは大好き。
でも、冷たい風が吹いてる音を聞くのは辛い。
 
 
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やっぱり勘違いなのね。
そうだと思った。
 
 
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あの人は胃の病なんかじゃない。
もう長くは生きられない体なのよ。
 
 
 ……くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……切ないぃぃぃぃ……。

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