3回目のアンコール。 [風を継ぐ者2009]
今公演、カーテンコール1回目は担当が決まっている役者。
2回目は、三方礼。……ここで終る、という設定。
がっ。
今日まで、毎回、どんなにお客さんが少ない回でも、3回目が来ているのです。
その3回目で出てくるのが、迅助の左東広之。
こいつの、笑顔満載のご挨拶を見ただけで、おとーさんはほろほろと爆涙してしまうのです……。
最強・長州藩チーム。 [風を継ぐ者2009]
最強・美祢。 [風を継ぐ者2009]
今回は岡内美喜子がやっているのですが、やたらと強そうに見えました。
殺陣指導の佐藤先生に聞いてみたら、岡内は「軸がブレない」のだそうで、
丸腰の沖田。 [風を継ぐ者2009]
しかし、正面から睨み付けています。
小金井ともアイコンタクトを取っています。
最後の一瞬まで、諦めずに反撃の機会をうかがっている、沖田。
「丸腰の相手を斬るのは気が引ける」と剣作は言いましたが、
この瞳に気圧された、というのが正解なのでしょう。
沖田さんが死ぬ前に俺が死ぬ!! [風を継ぐ者2009]
「沖田さんは俺のためにここへ来たんだ。
俺のために死のうとしてくれたんだ。
そんな人を死なせてたまるか。
沖田さんが死ぬ前に俺が死ぬ。
それが俺の仕事だ。」
……迅助のこの言葉。
ザクザク胸に突き刺さりました。
迅助の腕では、絶対に宇部にはかなわない。
それをわかっていて、沖田の前に立ちふさがる迅助。
絶体絶命の瞬間。
しかし、新選組は「チーム」!!
きゃぁぁぁぁぁぁっ!!(←意味不明の叫び)
こんなに叫んでいるのに、雄叫びに近いのに、言葉の内容がきちんと伝わってくるということは、本当にコイツ、本気でこう思って叫んでいるんですよ、きっと。
ここも、僕の爆涙ポイントなんです……。
「兵庫ぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!」
番長の弟が副長。 [風を継ぐ者2009]
今まで、わりと「いい人系」や「大柄なのにどこか抜けてる系」の役が多かった三浦剛。
しかし今回は、なんたって新選組副長・土方歳三。
前回公演『容疑者χの献身』の開演前の予告編で、「沖田総司・畑中智行」というテロップと写真が出ると「おぉー」とか「へぇー」という声が客席から上がっていたのですが、「土方歳三・三浦剛」というテロップが出ると、「えぇーーっ?!」とか「ぷぷぷぷ」とか、そういうリアクションが上がっておりました。
実はこの時に初めて三浦剛という役者がそういうキャラとしてお客さんに受け止められてたんだな、ということに気づきました。
が、こいつ、小さい頃から野球一筋、大学も野球で入って、大学時代も野球三昧で、もう一歩でプロに行くか、ってところまで行った根っからの体育会系。高校時代にはキャプテンの経験もある、実を言うと「親分体質」な男気のあるヤツなのです。
ご存じの方も多いと思いますが、横浜ベイスターズの「ハマの番長」こと三浦大輔投手の実の弟でありますので、今回の髪型になったらより一層三浦投手にそっくりですなぁ。
渡辺多恵子先生も、今回のキャスティングを聞いて「えーーっ?!ミウラぁぁぁぁっ?!超心配ぃぃぃっ!!」とおっしゃっていたのですが、昨日観に来てくださって「イケてんじゃんっ!!」と許してくださいました(←その程度っ?!)。
いえいえ、僕的には、イケてる、どころか、「強い・恐い・デカイ!!」の、理想の土方歳三さんですぞっ!!