『猫と針』〜久保田浩さん [猫と針]
岡田達也が、自分のプロデュースで公演をやる、ということを言い出したときに、まず最初に「作品は別にして久保田さんとやりたい」とポロッと言っていました。それほどまでに、達也が一緒に舞台に立ちたかった久保田浩さん。
それにしても、キャラメルボックスへの客演の役者さんは関西の劇団の方が多いですね。
久保田さんが所属する遊気舎は、『雨と夢のあとに』で客演してくださった楠見薫さんも所属していた、やはり関西の古株劇団なのです。
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キャラメルボックスの公演で客演をお呼びするとき、というのは、たいてい、キャラメルボックスのお客さんが「え?誰?どんな人?」と思っていただけるような方が多いのです。一番わかりやすい例が、シアターエクスプレスでの、粟根まことさんと、田尻茂一さん。犯人役として、これ以上うってつけだった人たちはいなかったのではないでしょうか。
で、久保田さん。
今回の恩田さんの物語を、どんどんわかりにくくしていってくれたのが、この人なのではないかと思います。
「普通」なのに、なんだか変。
変なことをしていても、いたって普通。
おおげさなことをしていないのに、目がいってしまう存在感。
喋っていなくても、ついその表情が気になってしまう人間的魅力。
そして、締めるところをビシッと締めてくれる、ベテランの演技。
とてつもなく貴重な役者さんと、また出会えたな、と思うのです。
大好きな久保田さんが、キャラメルで見られたことが
ほんとに観劇でした。岡田Pありがとう!
モチロン、期待を裏切らないその存在感十分な演技。
&こんなに沢山久保田さんの舞台写真を見られたのも嬉しい♪
加藤さんありがとう!
by nanayo (2007-09-13 12:08)
久保田さんは、岡田Pと一緒にやった東京ハートブレーカーズのハートに火をつけてのDVDで初めてその演技をみました。
達者な方なのだということはすぐわかりましたが、今回のサトウもどこかにいそうなおじさんwそ作り、台詞なの?アドリブ?みたいな言い方がさすがでした(^.^)
by 奈っち (2007-09-13 23:19)