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歌の力 [サボテンの花]

『サボテンの花』が上演中だというのに劇場にも行けず(行かず?)、次回公演『まつさをな』の選曲中の加藤昌史です。
1日に数百曲を聴き続けるこの作業をしていると、時々、耳をニュートラルにしたくなる時があります。
「耳をニュートラルに」というのは、かなり感覚的な言い方ですが、たとえばずっと福岡にいて、一日4食とんこつラーメンを食べ続けていて、1週間ぐらい経ったあたりでふと澄んだ色のしょうゆラーメンを食べたくなる、という感じでしょうか。
オリジナルでゼロから曲を創っていっていただく場合にも、そういう作業は必要になります。「ほんとにこの曲はカッコいいのか?」「ほんとにこの曲にオレは泣けるのか?」ってことを、自分に問いかけながらレコーディングに臨んだりしています。
去年1年間の『クロノス』から『少年ラヂオ』までの曲達には、本当に思い入れがあって、もう、カッチョよすぎる曲がいっぱいあったなぁ、と自己満足しているわけですが、そんな名曲たちをさしおいて今「耳をニュートラル」にするために聴くのが、『サボテンの花』で西川とコングさんと安理が歌っている『私の夢』。CDに入っているのは、初日の一ケ月ぐらい前に録ったものなわけですが、それを聴きながらライブで今ヤツらが歌っているであろう感じを思い出すと、すんごく幸せになるんです。
そもそも西川ファンの僕なわけですが、安理の、気持ちがすいすい乗ってくる歌、というのもこれまた大好きになってしまったのですね。そうそう、安理を見ていると、細かい動きとか仕草とかが西川の奥さんでもある大森美紀子に似ているなぁ、と思うところがあったりするのもあるかもしれませんが、見ている者を安心させる不思議な力を持っているなぁ、と思うのです。
あ、もちろん、コングさんにはそれが強烈にあるわけですが。
 
そんな安理が、きっとコングさんや西川といっしょにいるうちに、どんどん何かを吸収して変身していっているんじゃないかと。
クラシック系出身の安理ですが、『私の夢』は「よっぱらったかんじで」というオファーに応えた、実に痛快な歌い方をしてくれている曲のひとつなのですね。
 
とかなんとか、書いているうちに知らないうちに『サボテンの花』のサントラを全曲聴き直してしまっている自分がいるわけですが(←それは「逃避」ってゆーんぢゃねぃだろうかっ?!)。
 
てなわけで、安理と西川と、ついでに(←こらこらっ!!)コングさんの顔を見たくなったので、今日はこの写真っ!!

 
……あーあ……コングさんと飲みたいなぁ……(←結局そこかっ?!)。


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コメント 2

加藤さん、選曲おつかれ様です。
先日劇場に行ったとき、加藤さんの声だけだったのでさみしかったです!
はやく劇場に戻ってきてくださいね!!

安理ちゃん、素直で丁寧に歌う姿・歌声に今回やられっぱなしです。
見ているとこっちも笑顔を返したくなる表情は、安理ちゃんの武器ですね♪
コングさんも強烈な笑顔パワーおもちですしね☆
そこに西川さんが加わるんですから、最強ですねこのシーン!
by (2007-03-24 21:57) 

かねかね

開演ギリギリにアプルへ飛び込んで
「前説始まってる~!!」と焦って劇場内に入ったら、
加藤さんの姿が見えなくて一瞬「今回もDJ?」と思いました。
相変わらずお忙しそうですね。

舞台は驚きでした。
私はミュージカル好きなので、色々な意味で少しドキドキしてたのですが、
一発目の歌とダンスで「やられた!」と思いました。
すんなりと曲と歌詞が入り、一気に舞台に引き込まれてしまいました。
音楽劇大成功ですね!
中でも多田くん!ギターも歌も良かったです。
お芝居も当然良かったですよ。
前説の初々しさを思い出して成長してるなぁと思いました。
by かねかね (2007-03-26 14:06) 

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