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枢月圭と吹原和彦。 [クロノス]


実はこの写真、とある『クロノス』をご覧になったお客さんから「吹原さん、どうしたの?!あなたは〜〜」というあの台詞の時の温井が見たい、というリクエストをいただき、こっそりと、というか、さらりと、写真へのコメントは何もしないで「加藤の今日ブログ」に載せちゃったものです。
でも、その後、メールでこの写真に関する「もしかして、あのシーンのあの瞬間では?!」というお問い合わせを何通かいただきましたので、あえてネタバレに再アップいたしますね。
 
原作を読んでいる者にとっては、「あっ、この時、圭の中で何かが変わったんだ、そして、あーなってこーなって……」などと、当然のように深読みをしてしまうわけですね。
まぁ、野方さんがパーソナル・ボグを吹原に薦める、というのも当然原作には無いわけですが。
 
今回、「吹原和彦の軌跡」を舞台化するにあたって、成井豊は「クロノス・ジョウンター年表」を作成したのだそうです。みんながポンポン時を飛ぶので、いろんな人物のトラベルを表にし、そしてそれに従って、今回の「書き足し」の部分を作っていったのです。
当初、「パーソナル・ボグ」を出してしまうことに異論はあったのですが、原作を読んでいない人が見ても、それだけ年数が経っていればそういうものを野方が開発していてもおかしくない、と思ってみられるわけじゃないですか。
なので、出てきたり。
 
んーーーむ、もう、今から春のことがたのしみでしょうがないのですが、それ以前に、春をもっともっと楽しんでいただくためには今冬の『クロノス』を観ていただくことが最優先なわけですよね。おっと、もちろん春の2本立ても、『クロノス』を観ていなくても原作を読んでいなくても楽しめるものにするわけですが、『クロノス』を観ていると何倍も楽しめるものになることは間違いありません。
こんな、遠大な企画は初めてのことです。
結果的にシリーズになった柿本光介一家の話、というのはありましたが、最初から3本の原作を舞台化していこう、なんてことはなかったわけですから。
 
てなわけで、温井の枢月圭。
あなたは、この写真の瞬間、何を思いましたか?


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史

原作を読んでいる私は、
「こんなに一生懸命な吹原さんを見ているから、
あんな大胆な事が出来るのね。」
っと思っていました。
色々な所に伏線が張ってあるので
ちょっと気が早いですが、ハーフタイムシアターが楽しみです。
by 史 (2005-12-08 22:50) 

イブキ

最初に見た時は、どうして久美子さんではなく圭さんの方からあのセリフなのかわからなかったのですが(と言うよりビックリしたんですが)、本読んだら納得しました。
彼女が、吹原さんの行動を、あの時点で一番理解できる人だから。例え、巨人には分からなくても。
負けじと前に進もうとする吹原さんを見つめる温井さんの圭さんの表情って、当の吹原さんより辛そうに見えます。

ハーフ・タイムがどういう感じになるのかすっごい楽しみですが、その前にもう1回「クロノス」見ておきたいです。
by イブキ (2005-12-09 00:01) 

mckee

今日見てきましたー!!
次回につながる伏線があちらこちらにあって
原作を読んだ人間には思わず
にやっとしてしまいましたw
by mckee (2005-12-09 01:24) 

JIN

原作を読んでいたのに,この伏線には気がつきませんでした。
他にも気がついてないところがいっぱいあるんだろうな。
トホホ・・・。
by JIN (2005-12-09 07:24) 

一護

この写真を見てると、
吹原「まだあきらめる訳にはいかない!彼女が待ってる!」
圭「あなたはもうできる限りしたじゃない!もう・・・やめようよ。」
って感じがします 笑
もうクロノスは見ましたが、まだ熱がさめてません(12/1に行きました)
なんか吹原さんを見てると「頑張れ!」って気持ちと「もういいじゃない!」
って気持ちが両方出てきて、これまでには体感したことのない思いがこみ上げてきます。来美子さんを救うために必死で、その姿を見てると「あきらめちゃいけない!」というパワーをもらいます。
たぶん圭さんも、「頑張れ!」と「もういいよ」って気持ちがあったんだと思います。
あぁ・・・こうやって思ってるとまた泣けてくる・・・
キャラメルボックスの皆さん、本当にいい芝居を見せてくれてありがとうございました
by 一護 (2005-12-09 17:45) 

ジャイアントハーバー

伏線と言うよりも、この時点で圭はすでにクロノス・ジョウンターのことを知っているわけですよね。
それが吹原と結びついたってことなんでしょうか?
by ジャイアントハーバー (2005-12-09 23:59) 

めぐろん

そうですね・・・
枢月さんが吹原さんに対して「もういいじゃないやめようよ」
と言っているみたいですね。

吹原さんは「やめるわけにはいかない」気持ちが写真から出ています。
今止めたら一生蕗さんに会えない。
だから諦めるわけにはいかない。

そんな吹原さんと枢月さんの両極端な気持ちが写真から伝わりました。
クロノスCDを聞きながらこのブログを見ると「うっ!!!!」ときます。

横浜楽しみにしてます!!!
by めぐろん (2005-12-10 10:10) 

さこりん

原作を読んでから観劇しました。
私としても、吹原さんに「もうやめてよ」と言いたかった。
こういう吹原さんをみて、圭さんは決心したのかな。
by さこりん (2005-12-10 16:38) 

へぎょん

あ、そっか!!圭ちゃんはすでに「彼」に出逢っているわけですよね!!
今、気づきました(遅っ!)。
by へぎょん (2005-12-10 17:34) 

ハリ

みなさんが言っているように写真からは対照的な印象を受けますよね。
クロノス・ジョウンター年表ですか~。一度見せて頂きたいです。
原作を読み込んでいるけど、誰がどの時代にいるのかはっきりとしたイメージはついていないかも・・・
by ハリ (2005-12-10 18:54) 

ぬけこ

9日に観に行きました。
原作はずいぶん前(朝日ソノラマの文庫版が図書館に入った頃くらい;)
に読んだので、特に今回に備えて読むということはしませんでした。
花屋の「圭ちゃん」が「枢月圭」だということも、いまココのコメントを読んで
初めて「あー、そーか!」と思ったくらい(^^;
鈴谷先生はすぐ「あっ!」って気がついたんですけれどね。
23日にもう1回見に行くので、今度はよーーっく気をつけて観ようと思います。
by ぬけこ (2005-12-14 20:39) 

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