『BREATH』出演者紹介-07 西川浩幸 にしかわ・ひろゆき [『BREATH』]
『BREATH』出演者紹介-07
西川浩幸 にしかわ・ひろゆき
埼玉県出身。
プロフィール上は1986年入団。
1986年の第1回公演『地図屋と銀ライオン』では後輩劇団からのお手伝いとして前説を担当、第2回公演『左腕のガリバー』で「客演」として出演してから、毎公演出演し続けたが、実際に成井に「入れてください」と口に出したのは加藤の記憶では1993年の『四月になれば彼女は』の時だったような気がする。
1964年7月4日生まれ、165cm。
◆入団までの足取り/春日部高校→早稲田大学→キャラメルボックス
高校時代には作家の北村薫先生に教わる。1994年の「シアターエクスプレス」を「ミステリートレイン」と勘違いされた北村先生が、新幹線に乗ってみたら主役が教え子の西川だったところから縁は繋がり、2004年の『スキップ』舞台化で実を結ぶ。
『銀河旋律』『広くてすてきな宇宙じゃないか』の柿本光介、『ブリザード・ミュージック』の梅原清吉、『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズの野方耕市など、「はまり役」は数え切れない。押しも押されもせぬ「ミスター・キャラメルボックス」。
2012年9月の『広くてすてきな宇宙じゃないか』で、入団以来通算3000ステージとなった。この記録は、当然誰にも破られていないし、破られる見通しは当面全く無い。
2001年に、今公演『BREATH』でも共演している大森美紀子と結婚。2011年4月に「左前頭葉皮質梗塞」で入院、退院後にリハビリを続け舞台に復活。今でも滑舌があやしいことはあるものの、健在である。
今公演『BREATH』での役柄は、1989年初演の『銀河旋律』以来何度となく演じてきた「ニュースキャスター・柿本光介」の10数年後。
それだけ時間が経っても「ニュースプラネット」は続いているようで、街を歩いていても「ニュースプラネットの柿本光介!!」と、中高年女性から声をかけられる人気。「光介の部屋」というトーク番組も持っている模様。
『銀河旋律』で、柿本が全てを投げ打ってタイムマシンに乗り「出会いに行った」女性・春山はるか(初演時・大森美紀子)との間に生まれた娘・クリコ(『広くてすてきな宇宙じゃないか』に登場)も、母を亡くした後も元気に育って大学院生として『BREATH』に登場する。
『銀河旋律』や『広くてすてきな宇宙じゃないか』を知らなくても、柿本光介にしか言えない重く強く優しい言葉が、観る人の胸を打ちます。
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