ほしみの写真立ての家族写真。 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
何人ものお客さまから、「ほしみの写真立ての写真を見たい」というリクエストをいただきました。
実はあの写真、僕が撮ったものなのです!!
小道具担当の岡内に頼まれて撮影したのですが、撮った当時は、ことの重大さに気づいておりませんでした。
なぜなら、ほしみの宝物じゃないですか。
しかも、芝居の中では、何度もスポットライトが当たり、カーテンコールが終って静かになると、この写真にサスペンションライトがすーーっと入り。
……ゲネプロで、この写真にサスが入ったときは、鳥肌が立ちました……。
お前は違うだろう。 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
「また会おうね。また来年の夏に!」
……って、この後ろ姿の人は、絶対に違います。
あいちゃん撮影。 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
す・すみません、僕と安理で……。
でも、本当に、あいちゃんが「加藤さんのカメラ、すごいですねっ! 撮らせてくださいっ!」と言うので、渡したんですってば。
禁断!! ラストシーンから公開!! [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
いまだかつて、このネタバレブログで、ラストシーンの写真から公開したことがあったでしょうか?
しかし、今回は、まずこれから見ていただきたい、と思って、今日4日19時から行われた第1回のゲネプロで撮影したラストシーンをお届けします。
いくらなんでも、それはまずかろう、とか、ここまで読んだ時点で「やっぱり写真を見るのはやめておこう」と思った方のために、下記の「続きを読む」というリンクをクリックしないと写真が見えないようにしておきました。
が、これを見ていただいたからといって芝居の感動が薄れるわけではありません。
それどころか、これを見てから芝居を観ていただくと、より、楽しみにしていただけると思います。
『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』。
いよいよ、明日(今日)、5日19:30、開幕です。
セットが立ちました。 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
昨年、『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』をやろう、と決めたとき、「再演するとしたら、もう、あれしかないから」と、成井豊は言いました。
あれ、とは、2000年上演の時にキヤマ晃二さんがデザインしてくださった、『カレッジ〜』の美術です。
2006年春に、突然この世を去ってしまったキヤマさん。
僕らは、1992年の夏の『カレッジ〜』初演で、初めてキヤマさんのセットで舞台をやったのです。
あれから15年。
キヤマさんが亡くなって1年。
僕らは、またこのキヤマさんのセットで『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』をやります。
でも、ただ、そのままではありません。
キヤマさんが「あぁぁぁぁぁっ、恥ずかしいからやめてよぉ」と思わないように、細かいところをちょっとずつ、直してあります。
きっと、いや、絶対に、今日の仕込みではキヤマさんは劇場にいらっしゃっていたと思います。
霊とかの存在は全く感じたことがない……と言ったら少しウソになりますが、でも、そういう僕でも、今日は何か特別でした。
第2回通し稽古〜キャラメルメンバー特集 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
今まで、何度となくCaramelBoxTVでオンエアされている『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』。
すでにごらんになったことがある方も多いと思います。
今回の、この写真をご覧いただくだけで、どんなに変わったのか、そしてみんながどんなに思い入れてやっているのか、というのが伝わるのではないかと思います。
あと少しで初日。
お待ちしております。
第2回通し稽古!!〜高部あいちゃん特集 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
びっくりしました。
おそらく、驚異的に脳が柔軟な子なのでしょう。
そして、天性の何かを持っている子なのでしょう。
たった2日で、ここまで変わるとは。
写真でも、少し伝わるのではないでしょうか。
震えました。
第一回通し稽古!! その2 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
じっきーこと實川貴美子は、高校生の役のはずなのですが、小学生の男の子にしか見えません。
まぁ、かわいいんで、それでいいんじゃないかと思うわけですが。
そして。
過去の上演では西川がやっていた「鉄平」の役を、今回は大内が。
似合う。
ほんとに、カッコイイ。
大内が鉄平で岡内があやめ、そして菊川が畑中、というのが、これはもう超ナイスキャスティング。
西川・みっこさん(→再演は岡田さつき)・上川(→再演は木下政治さん)、という今までの関係性とは、ある意味逆な解釈。
鉄平の方がカッコイイ、菊川は気の置けない同僚、という。
こっちの方が、嫉妬している気持ちが複雑でいいな、と。
そして、刑事達。
阿部丈二と三浦剛なのですが、これは、いいっ!!
何がいいって、三浦が台詞が極端に少ないのですが、ボロが出ない、とかそう言う意味ではなくて、単純に迫力があるので本当に強そう。鉄平も、こいつらが相手だったら勝てないな、と思えます。
入院患者が、青山と久保田。ほんとにおばさんっぽくて、過去のどの入院患者よりも楽しいです。
看護師さんは、渡邊安理。
あいちゃんと年が近いこともあって、とっても仲良しなんですが、そういう普段の関係性がよく見えて、ほんとに楽しそう。
ラストシーンに近づくにつれて、みんなのテンションはどんどん上がっていくのですが、あいちゃんは「テンションを上げる」のを、どこまでどうやってやればいいのか、というところを探っている感じ。
過去の映像で演技を観ている限りでは、軽くできると思うので、あとは本人の覚悟と「心のジャンプ」次第だと思います。
通し終了後は、ダメ出し。
ダメ出し中も、じっきーがいろいろアドバイスをしていたり、ダメ出し後には大内が動きの確認をしてあげたり、舞台監督の矢島さんから舞台の説明を受けたり、と、全く休む間もなくみんなから次々と指導やアドバイスを受けていました。
18歳の女優が、7月5日にはいったいどんなふうに花開くのか。
毎日見守っていきたいと思います。
第一回通し稽古!! その1 [カレッジ・オブ・ザ・ウィンド2007]
昨日、ついに『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』の通し稽古が行われました。
だいたい、最初の通し稽古は惨憺たるモノであることが多いのですが、さすがに代表作。
みんな、探りながらではありますが、果敢にいろんなことに挑戦していました。
高部あいちゃんは、初舞台の初通し。今までシーンごとに稽古してきたのを、いきなりまとめて通してやるわけですから、何かやらかすんじゃないか、ってドキドキしながら見ていたのですが、なんと、終わってみたら台詞のトチリはゼロ!!
もともと、賢い子だなぁ、とは思っていたのですが。
もちろん、声の出し方とか、動き方とかは、まだまだ模索中、といった感じ。
中学・高校時代は運動が好きで、めちゃめちゃあばれまわるのが好きだった、というあいちゃんですが、ついつい、映像のお仕事で学んできたことがしみついてしまっていて、なかなか開放できない、と、なんと自分で自分のことを分析していました。
これまた驚き。
山田さんは、もう、やりたい放題っ!!
客席(?)からも、「なんじゃそりゃっ?!」とツッコミが入るほど、ボケ倒してくれます。
それにしてもあいちゃんは、なにしろ背が高くて足が長いので、前田や岡内も最初の頃はその美しい身体の管理に苦しんだものですが、あいちゃんはきっと、「ある一線」を見つけて飛び越えてしまえば大丈夫だな、と、僕には確信に満ちたモノがありました。
表情も、ちょっとテンションが上がってきたな、と思ったらすぐに静かな表情に戻るので、そのあたりも終わってから聞いてみたら、「これ以上気持ちが入っちゃうと声が出なくなっちゃったりするかも、って不安になって、私の中に高部あいが出てきて止めちゃうんです。」と、これまたきちんと自分でわかってて。
なかなかできることじゃないですよ、そんな分析は。
なんたって、周りには芸達者で表情のおもちゃ箱、みたいな役者達がずらっと揃ってあいちゃんを取り囲んでいますので、もう、すぐにでも、次のステップに上がってきてくれる、と思います。
……コバヤシ、どーなんだ、その顔は……。