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明日のことなんか考えない、たった4日の短期決戦。『ジャングル・ジャンクション』、まもなく初日っ!!最後の通し稽古の模様をご報告っ!! [『ジャングル・ジャンクション』2013]

IMG_3854.jpg この日の左東広之の「アドリブのように聞えるけど実は家で考えてきた自分で作ったセリフ」。


「ムダに動け!!ムダに走れ!!ムダに叫べ!!ムダに汗をかけ!!筒井先輩を見習え!!……と口では言いながら実際は衣裳部さんと實川さんがかわいそうだなと思った」

 そしてブルーナイトの坂口理恵の5度目くらいの登場のひとこと。


「緩急のカンはいらない。by ナルイユタカ」。

 というわけで、『ジャングル・ジャンクション』、通し稽古が全て終了し、あとは初日を迎えるだけとなりましたっ!!
 
 ■全出演者を写真入りで紹介したページはこちら。
 http://caramelbox-netabare.blog.so-net.ne.jp/2013-07-06
 
 ■20年前の『ジャングル・ジャンクション』初演のことなどを振り返った僕のブログはこちら。
 http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304103654-1
 
 それまでの稽古の集大成を詰め込む、通し稽古。連チャンの日々では、これはもう絶対本番では使えないだろう、というネタのオンパレード。最もひどかったのは、後から通しをやった男組の小多田が、女組のネタを丸パクリしてコケまくったシーン。笑ってるのはパクられた本人だけ、という、もう、楽屋落ちの中でも最もタチが悪い「たった一人狙い」。しかし、こういうことは、通常の本公演ではまず、西川くらいしかやらないこと。そういうことを、自由にみんながやってしまう、という雰囲気が、この『ジャングル・ジャンクション』の稽古場にはあります。
 
IMG_3865.jpg 前日の通し稽古で突然ぶち切れたように弾けてしまった林貴子に話を聞いたら、「坂口さんに初演の時の話とかをお聞きして、もっとやっていいんだ、もっとやんなきゃだめなんだ、って、いろいろ考えてたらなんかヘンなんなっちゃって」と。
 うん。
 ちゃんと受け継がれるキャラメルボックス・スピリット。
 
 坂口理恵は、なんたってキャラメルボックス公式ホームページの役者プロフィールコーナー( http://www.caramelbox.com/members/0_profile_f.html )で最上段、1990年入団、という「ひとりでもキャラメルボックス」って感じの人ですから。新宿の小劇場・シアターモリエールで勢いだけでやっていた大切な頃を知る魔女ですから。
 2009年入団の林にしてみたら、キャラメルボックスっていうとすでにしっとりしたものもやったりする大規模劇団という認識で入団してきた世代なのでしょうけれども、実はその軸にはただ役を演じるだけでは無いとても大切なものがあるんだ、ということを、頭ではわかっていても身体で表現させられるのは今回が初めてなのではないかと思います。そしてそういうことを、坂口から教わったんじゃないかな、と思います。
 
 男組の方の主演の筒井俊作はちょっと林とは違って、キャラメルボックスの「そういう部分」も知っていて、今までも『夏への扉』のピートなんかでもその片鱗をのぞかせてはいたわけですが、今回はもうリミッターをはずして自由に暴れ回っております。
 
 ミリ単位の正確さを要求される殺陣とか、スプーン一杯分の感情表現とか、細かいことをしっかり作り込むのもいいけど、やっぱり基本はこの『ジャングル・ジャンクション』の全編で表現される「弾ける姿」。大の大人がここまで汗だくで全身の筋肉を駆使して無駄にも程があるようなことをしてくれると、もう、爽快以外のなにものでもありません。
 そんな中でも、石川寛美や坂口理恵のようなベテランが見劣りしないのがスゴいところで、若者たちが三回転半に挑戦している横で見事なレイバック・イナバウアーを決めている、という感じ。
 
 そうそう、せっかくフィギュアにたとえたのでもっとたとえますと、普段のキャラメルボックスの公演は「エキシビジョン」なわけです。採点よりも、お客さんに楽しんでいただくことの方を優先する、というか。が、『ジャングル・ジャンクション』は、完全に競技会です。審査員は自分。いかに、自分の限界を超えられるか、どこまで自分を追い詰めてもっと上までいけるか。
 さぁ、果たして金メダルは誰の手にっ?!
 
 明日のことなんか考えない、たった4日の短期決戦。
 まもなく、開演ですっ!!
 
 ……しかし、来週の月曜日にはもう終わっちゃってるんですよねぇ……。うううう……もうすでに寂しい……。
 
 http://www.caramelbox.com/stage/jungle-junction2013/

 

IMG_3857.jpg
……ちなみに、通し稽古前の林貴子。
上の、稽古終了後の全員写真と比べてみてください……!!

 


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ネタバレっ!!『ジャングル・ジャンクション』第2回通し稽古直後の全出演者にアタックっ!!全配役解説と発表っ!!見てから観ても手に汗必至っ!!北千住で、僕らと握手っ!! [『ジャングル・ジャンクション』2013]

 JJHP.jpgまもなくベールを脱ぐ、2013年版『ジャングル・ジャンクション』。

http://www.caramelbox.com/stage/jungle-junction2013/

 1993年に上演した初演以来なんと20年ぶり、というこの快挙を大喜びしているのはもしかして自分たちだけなんじゃないか、という危惧を覚えるようになりまして、「加藤の今日ブログ」で20年前の画像をアップしたりいたしました。
 http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/archive/c2304103654-1
 
 どうやらいつもの(?)キャラメルボックスの「笑いはありつつグッときてむむっときてがーんとなる」感じとは違うらしいぞ、ということは感じていただけたのではないかと思います。
 一言で言ってしまえば、「パロディやってるの?と思ってそれなりに笑っているうちにだんだんその登場人物たちに親近感を持つようになってきて気がついたら自分もその物語の中に入って一緒に戦っているかのような気持ちになって気づいたら壮大なドラマに巻き込まれてスカッとやり遂げた感動を味わってしまっている」という(←「・」が無いということが「一言」なのかっ?!)、プロレスをリングサイドで応援しているかのような(←ナマで見たことは無いんですが)、「鑑賞」とは程遠い感覚の時間を過ごすことができてしまうタイプの芝居です。
 
 昨日、2回目の通し稽古が行われまして。女組と男組という完全ダブルキャストで、昨日は男組から。
 台本は、劇団ショーマの高橋いさをさんの原作を成井豊と真柴あずきがキャラメルボックスでやる用にアレンジしたもの。で、一応台本はあるのですが、演じる役者達がかなり自由に自己裁量でいじって遊んでしまっているところが多数。稽古をやるごとに違うネタ(?)で勝負してくるヤツもまた多数で、普段は「武術」の試合を見ているようなのですが、今回は「格闘技」みたい。
 で、通常の公演だと「ストーリーの本質からそれる」とか「芝居全体の雰囲気を壊す」とか、いろんな理由でカットされるであろうレベルのネタまで繰り出されていて、それが野放しにされている状態。これがこのまま本番まで残っちゃうのか、どこかでカットされるのか不明ですが、もしかするとキャラメルボックス史上最高に下品な芝居になるかもしれませんっ!!
 が、そういうネタが生まれてくるということは、みんながみんな追い詰められている、いや、自分を追い詰めている、ということ。「この範囲でここまでしかやっちゃいけない」というリミッターを外して、「今やれること」を全部ぶち込んでとりあえずやり切ってみている、というか。
 
 中でも面白かったのが、前半で左東広之が「ばかやろうっ!!いかに無駄に汗をかくかがこの芝居の醍醐味なんだっ!!」みたいなことを口走って、稽古場爆笑。それを口走った後の左東の演技のターボチャージャーのかかり具合はものすごかったですねぇ。
 
 で、この芝居、極力小道具を使わずにやる、ということもテーマなので、拳銃とマイク以外は出てこないんじゃないですかねぇ。なので、ほとんどの「物」は、ケイタイも含めて出てきません。で、そういうものは全部「マイム」で表現するわけですが、これが、いわゆる「パントマイム」という表現手法に似たものを使っておりまして。「似たもの」というのは、そもそもパントマイムというのは「そこにガラスがあるかのように」「そこに車のハンドルがあるかのように」「そこに携帯電話があるかのように」見事に忠実に見せてしまう技術なわけですが、今回の『ジャングル・ジャンクション』では、パントマイムがちゃんとできるヤツまで含めて、ちゃんとやってませんっ。ひどいもんです。「そんなデカイハンドルあるかぁっ!!」とか、「ソレ、どこから出てきたんだぁっ?!」とか、もう、演劇としての約束事をことごとく無視。お客さんにそう見えてくれればくれればいいや、というくらいならまだしも、自分で「貯水池だっ!!」と説明してしまう、という、モノマネでいったら「もり・しんいちですっ」と名前を出してしまうという掟破りのやり方も、次々と繰り出します。
 
 がっ。
 そういう、リミットを外した芝居が、もう、痛快そのもの。
 普段のキャラメルボックスでは、時代考証とか、かなり綿密にやるわけですが、今回はそういうものは一切無視、というか、逆にそういうものを飛び越えることをいかに楽しむか、ということを楽しんでいるという感じ。
 
 もしかすると、真面目な方からは怒られるかもしれないレベルですっ。
 
 が、しかし、おそらく、これだけ楽しんで舞台に立っている役者達というのは、そうそう見ることができるものではありません。通し稽古終演後のダメ出し(反省会)で、演出の成井豊が、「後半30分に緩急なんていらないから。"急急"でいいの。"緩"なんて入れないで。今どきそんな芝居は無いから希少価値があるよ」なんていうことを言うくらい。
 小多田直樹が、他の出演者たち8人を前にしてとあることを語る、という部分があるのですが、コレがやるごとに違うネタ。最初は30秒くらいだったのが、昨日は5分ぐらい喋り続ける、という荒技を成し遂げまして、これはさすがにダメ出しでは成井さんはなんて言うんだろう、と思っていたら「小多田さぁ、今日、君だけ千秋楽を迎えたみたいな感じだったねぇ」ですってっ!!激賛じゃないですかっ!!「でもねぇ、たぶん、これが長さとしては限界だね」……いやいや、限界超えすぎてますってばっ!!「んーー、僕は好きなんだけどね、もうちょっと短くしてあげた方がみんなのためにはいいかな」ですってっ!!ひどーーいっ!!
 ……と、「キャラメルボックス、辛いことでもあったのかっ?!」と言いたくなるようなはじけっぷりの稽古場。
 
 というわけで、この通し稽古を見ていて、僕は誓いました。
 「諸事情で1年以上更新できずにいたネタバレブログを復活させようっ!!」とっ!!
 しかも、実は僕は、稽古場風景というのが好きじゃ無くて。なぜなら、結局本番になると舞台もちゃんとしててセットもあって照明も入って、という最高の状態でお客さんにお目に掛けることができるのに、稽古場では蛍光灯だし、メイクもしてないし、汗だくだし、稽古場の隅には私物が置いてあったりするし、なんか夢がなくなっちゃうんじゃないかなぁ、と思っていたのです。
 がっ!!
 『ジャングル・ジャンクション』に限っては、かまわんっ!!……とっ!!
 今、ここで、こいつらが弾けている様子をお目に掛けることも、『ジャングル・ジャンクション』の一部なんじゃないか、とっ!!
 
 というわけで、今日は、役者達が一番撮られたくない「通し稽古終了直後の表情」を撮ってきましたっ!!
 しかも、出演者全員っ!!
 
 なので、せっかくのネタバレブログですから、配役も含めて全員をご紹介しますっ!!
 
 


 

 

onnagumi.jpg
まずは「女組」っ!!
 
IMG_3811.jpg
改造人間「バイオニック・キョウコ」/原田樹里
 
本名はイノウエキョウコ。
バイクに乗っていて事故に遭い、瀕死の重傷を負う。
母親の科学者・シシド博士と妹・タカコにより、改造人間手術を受ける。
得意技は「バイオニック・フィンガー」など。
 
IMG_3806.jpg
地獄のクイーン「ブルーナイト」/坂口理恵
 
通称「ブル」。世界征服を企む悪者。
必殺技は「ブルー・アイ」「夏の風物詩攻撃」など、七色の技を操り、バイオニック苦しめる(のが好き)。
 
20年前の初演ではバイオニック・キョウコを演じた坂口が、今度は悪役!!
 
 
 
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 都会に生きる男と女の愛を繊細なタッチで描き出すラブ・ストーリーのヒロイン「メグミ」/林貴子
 
本名・クドウメグミ。
 商事会社に勤める、普通のOL。
信じられないような偶然が重なって、普通のサラリーマン・オオニタと出会う。
 
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捜査一課の敏腕刑事「オザキ」/菜月チョビ(劇団鹿殺し)。
 
本名・オザキマユミ。
今まで、まだ、犯人は10人しか射殺したことが無いと豪語する刑事。
囚人護送車から脱走した殺人犯・カンドリシノブを、同僚のスズキ刑事とともに追っている。
 
原作の『ウォルター・ミティにさよなら』を1988年に劇団ショーマが上演したときは、
 「相棒」で伊丹役の川原和久さんがやっていた役ですっ!!
 
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普通のサラリーマン「オオニタ」/畑中智行。
 
ヒロイン「メグミ」と、 信じられないような偶然が重なって何度でも出会う、
笑顔が素敵な青年。
 
 
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バイオニック・キョウコの生みの親「シシド博士」/石川寛美。
 
本名・シシドエリカ。
いわゆる、マッド・サイエンティスト。
ブルーナイトを倒すために20年以上研究を重ねてキョウコを発明した。
旧型の人工心臓「MH501型」にキョウコの身体が拒否反応を起こしたため、
どことなく人間の心臓を連想させる金属製の新型人工心臓「MH502型」を開発したが、行方不明になってしまう。
 
『COUNT DOWN TV』に出てくるアビー君(真ん中にいる男の子)、
『忍たま乱太郎』のいぶ鬼、
『勇者警察ジェイデッカー』の友永勇太の声などで活躍し続ける、
年齢不詳(僕と同い年)の声優でもある石川さん。
どんなに大きな劇場のどんな席に座っていても、
この人が本気を出した時の声だけは「うるさい」と感じるはずっ!!
 
 
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シシド博士の娘、バイオニック・キョウコの妹「タカコ」/小林千恵。
 
本名・イノウエタカコ。
「姉さん、聞える?私はここよーっ!!」と叫ぶと、キョウコがバイオニック・イヤーでその声を聞きつける。
時々ガラが悪い。
 
 
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捜査一課の刑事見習い(?)「スズキ」/森めぐみ。
 
本名・スズキユミ。
敏腕刑事・オザキの、小心者の助手。
いいようにオザキに遊ばれるが、やるときゃやる。
この物語で最も重要な仕事をすると言っても過言ではない。
 
 
 
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「この顔にピンと来たら110番」にも顔写真が載っていた連続殺人犯「カンドリシノブ」/渡邊安理。
 
オザキとスズキが追っている、 若干、いろいろわかっていないものの、すぐに人を殺そうとする凶悪犯。
別な物語の悪役・ブルーナイトとの間に友情(?)が生まれる。
 
 
otokogumi.jpg
そして男組っ!!
 
IMG_3793.jpg
悪の帝王「ブルーナイト」は、劇団鹿殺しより、丸尾丸一郎っ!!
この季節にこの衣裳は、役者殺しっ!!
 しかしっ!!
この丸尾くんの瞳がつぶらになった瞬間に注意っ!!
 
IMG_3800.jpg
爽やかすぎるラブ・ストーリーの主人公・クドウは、
キャラメルボックスで最も爽やか……な……筒井俊作っ!!
爽やかだっ!!爽やかだっ!!爽やかなんですっ!!
見えるっ!!見えるぞーっ!!「普通のサラリーマン」にっ!!
 
 
IMG_3797.jpg
クドウと、信じられないような偶然が重なって
ラブ・ストーリーを繰り広げる「アツコ」には實川貴美子。
男組で紅一点。
しかし、しかし、ありゃひどい……!!(←見れば思います)
 がんばれ筒井っ!!
 
 
 
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改造人間・アイアンキョウタは、白すぎるヒーロー・多田直人っ!!
普段、そんなに汗をかいているところは見ないのに、さすがに革ジャンっ!!
 
 
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アイアンキョウタを開発したマッドサイエンティスト・シシド博士は、劇団鹿殺しよりオレノグラフィティっ!!
稽古場では成井さんに「オレノさんさぁー」と呼ばれてますが、
「オレノ」が名字なのぉーーっ?!
 
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 「兄さん、僕はここだよーっ!!」と叫んでばかりの弟・タカオは、毛塚陽介。
どんな顔をしても佐野史郎さんに似てるのが困ったところ。
 
 
IMG_3795.jpg
捜査一課の敏腕刑事・オザキは、左東広之。
……日本の警察はマグナムは使わないんだけど……まーいーや。
 
その地味すぎる存在から「ジミー」とまで呼ばれてきた左東ですが、
今回はちょっと違いますよぉぉぉぉーーーっ!!
 
IMG_3799.jpg
オザキの助手・スズキはスズキ。
あ、鈴木秀明。
 
普段から口癖が「すいませんすいません」なんですが、
スズキ(役)のセリフも「すいません」だらけ。
なんと、20年前に鈴木に当て書されていたとはっ!!
 
IMG_3796.jpg
 凶悪犯・カンドリは、小多田直樹。
 
突然まじめなことを書きますが、『つばき、時跳び』にださせていただいてから、
ぐぐんっ、と何かが変わったように感じている小多田。
今回、「なにをやってもいいよ」と言われたせいか、
稽古場でのはじけっぷりはコイツが最高かもっ!!
本番が最も楽しみなのは小多田ですっ!!
 

いかがでしたかっ?!
お楽しみいただけましたでしょうかっ?!
 
では、おまけです。
 
IMG_3805.jpg
バイオニック・キョウコの勇姿!!
 
 
IMG_3789.jpg
アイアンキョウタの勇姿!!
 

ではまたっ!!
 
 
 
 
 
 
 

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