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『降りそそぐ百万粒の雨さえも』、ダイジェストムービー。 [降りそそぐ百万粒の雨さえも]

ネタバレブログの写真を選んでいて、ふと思い出しました。
みなさん、このダイジェストムービーはご覧になりましたかっ?!
東京公演の場当たりとゲネプロのダイジェスト版です。
見事に「キモ」の部分のネタバレを外したギリギリの映像ですっ!!

まずはどうぞっ!!

http://youtu.be/bnxhtlW5BNk

 


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【ネタバレ】『降りそそぐ百万粒の雨さえも』、カッコイイと評判の三浦剛の土方歳三。 [降りそそぐ百万粒の雨さえも]

 『降りそそぐ百万粒の雨さえも』は、江戸時代から明治時代に移り変わる激動の時期を舞台にした物語です。

 そのため、新選組の隊士たちもお馴染みのダンダラ模様の隊服から和服へ、そして戦闘時には洋装へと変化していった、という史実に沿って着替えていきます。

 ……ただ、三鷹銀太夫は「段階を踏んで」おりますが、実際、そういう武士も多かったようです。

 

ITO73508.jpg
段階を踏んでる三鷹と、洋装の土方。
この髪型だと、横浜ベイスターズの三浦大輔投手そっくりですな。
 
ITO22930.jpg
 洋装の土方の戦闘は本当に強そうですよっ!!
 
 
【写真/伊東和則】

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『降りそそぐ百万粒の雨さえも』使用曲目リスト [降りそそぐ百万粒の雨さえも]

本日初日段階の、『降りそそぐ百万粒の雨さえも』の使用曲目リストをお届けします。

Twitterから来た方が見たくないのについ見てしまわないように、曲目リストはあえて画像ファイルでアップいたします。

 降りそそぐ曲目リスト0806.jpg

使用曲目解説

キャラメルボックス音楽監督・製作総指揮 加藤昌史

  全曲ZABADAKでお届けした『風を継ぐ者』シリーズの完結編、お楽しみいただけましたでしょうか。
 『風を継ぐ者』『裏切り御免!』そして『降りそそぐ百万粒の雨さえも』。『裏切り御免!』を上演した2002年の時は、まだ同じ登場人物で別な芝居を、という「シリーズもの」が『銀河旋律』と『広くてすてきな宇宙じゃないか』しかなかったのですが、その後『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズができまして、過去の芝居で使った曲をあえてまた使う、という手法を編み出しました。
 これは決して手抜きとかではなく、映画やテレビドラマでもわざと使う手段です。
 
 今回の音楽を決めていく段階で、僕がまず考えたのが『風を継ぐ者』の戦闘シーンで使っていた『POLAND』をご本人の手でリニューアルしてみていただきたい、ということ。
 キッカケとしては、まず昔僕が大好きだったバンド「BOWWOW」の初期の曲を、山本恭司さんが最近になってセルフカヴァーしていて、これが、「カヴァー」というよりも、最初に録音した当時にこういう風に仕上げたかったのに録音機材などの問題でできなかったことを今だからできる最大の努力をして作り直した、という印象のもので、めちゃめちゃカッコよかったのです。それがまず一つ。
 もう一つは、『風を継ぐ者』以降、何度となくZABADAKのライブにお伺いしてきている中で、ソロになる前の曲を吉良さんが一人で演奏していたり、アレンジを変えて演奏していたりするのを耳にしているうちに、それをレコーディングしたバージョンで聴いてみたい、と思うようになった、というのが一つ。
 そして、最終的には、2009年に『風を継ぐ者』を再々演した時にほとんど選曲を変えずに上演したわけですが、最新のデジタル技術を使って音を作るようになってきた最近の音からすると若干物足りないぞ、と感じてしまったのが一つ。
 
 実際、『風を継ぐ者』初演以降、『ブリザード・ミュージック』を含めて何度もZABADAKの吉良さんとはスタジオで仕事してきており、今の吉良さんが『POLAND』を作り直したら凄いことになるぞ、と感じていたのでした。
 
 それに加えて、吉良さんから『人形たちの永い午睡』(4thアルバム『飛行夢』(1989年)収録)の、最近のライブでやっているバージョンが戦闘シーンに使えるのでは、という提案をいただき、それも録ることに。
 そして、土方が涙を飲んで沖田を追い返すシーンにかかった『小さい宇宙』(6thアルバム『私は羊』(1991年)収録)も、当初稽古ではオリジナルバージョンを使っていたのですがどうしても合わないのでこれもライブバージョンにしていただくことになりました。
 
 というような、旧作をリニューアルさせる、という試みとともに、僕の中でのこだわりがもう一つありました。
 実は、吉良さんと出会ったのが1995年。その2年前にソロになったばかりでした。なので、僕は最初の頃はなんとなく「ソロになってからのZABADAK」と「上野洋子さんとやっていた初期ZABADAK」を分けて考えておりまして、いつか、全曲初期ZABADAKの芝居をやろう、と考えておりました。
 が、今回の選曲を進めていく中で、はたとそのこだわりを捨てよう、という気になりました。
 初期ZABADAKの楽曲は、僕にとってある意味「切り札」でした。しかし、3月11日の巨大地震の後「もう、自分も、この国も、この街も、いつどうなるかわからない。ならば、出し惜しみとかをやめよう、どんどん切り札を切っていこう、今できる全力を毎日注ぎ込んでいこう」と決意したのです。
 そんな思いで曲を探しているうちに、いつかエンディングに使いたいと思っていた『遠い音楽』や『小さい宇宙』を今回投入してしまおう、と決めたのです。
 ちょうどZABADAKが結成25周年。今回のサントラが「加藤昌史的ZABADAKベスト」になるようにできたら、それはそれでお祝いにならないかな、とも考えました。
 
 折しも、地震前に録音され、地震直後に発売されたニューアルバム『ひと』が出たばかり。「この曲を聴いても泣かないようになれれば僕に明日が来る」と思った『冷たい夜に』を、なんとしてでも今回使わせていただき、たくさんの方に聴いていただくのも僕の仕事ではないかと思いました。
 
 そして、新曲2曲。このシーンで使う、と決まっていたわけではないのに土方が怒髪天を衝いて刀を抜いた瞬間にかかる『激しい雨』。イントロのギターのスライドが、まさに土方の怒りを表現しているかのようです。そしてエンディングの『降りそそぐ百万粒の雨さえも』。数々の名曲を生み出してこられたZABADAKの歴史に、また新しいページを刻んでしまった、と思いました。
 
 左東広之演じる立川迅助、負けるとわかっていても立ち向かう土方歳三、勝てないとわかっていても敵に立ち向かった三鷹銀太夫。彼らの勇気が、音楽監督としての僕にも「もっとやれ」と風を送ってくれたのかもしれません。
 
[2011.8.6.初日に katoh Masafumi]


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