中野ザ・ポケット、千秋楽!!筒井の締めは……?! [僕の大好きなペリクリーズ]
あっという間だった、『僕の大好きなペリクリーズ』。
ついに今日が千秋楽だったのですが、カーテンコールでは強烈に熱い拍手に包まれました。
「さぁ、締め職人に締めてもらいましょう」と石川寛美が言うと、舞台上に筒井の姿が無く「あれ?筒井は?」と石川さんが困っていると……なんとフィロテンの衣裳に着替えてかわいく鳥笛を吹きながら登場っ!!これには、場内・舞台上、ともに大爆笑!!フィロテンのキャラのまま締めにかかろうとする筒井。でも、場内は、もう、こらえきれない笑いでいっぱい。
「逆に締まらないじゃないのよっ!!」と石川さんに突っ込まれつつ、無理矢理三本締めに持って行く筒井。
拍手を盛りあげた後、スカートを1枚めくると、「完」の文字が。
「やーんはずかしーっ!!はい、石川さんにお返しします」と、石川さんにトークが戻りました。
が、普通に立っているだけの筒井に、逆にお客さんは笑いが堪えきれず、石川さんが真面目な話をしているのにちっとも静かにならず……。
なんだか、良かったのか悪かったのかわからない不思議なカーテンコールでした。
でも、今回はちゃんと筒井で締まりました。
よかったよかったっ!!
そして、ご来場くださった皆様、ありがとうございましたっ!!
『僕の大好きなペリクリーズ』初日開く!! [僕の大好きなペリクリーズ]
「平成20年度文化庁芸術団体人材育成支援事業 主催/社団法人日本劇団協議会 次世代を担う演劇人育成公演」という長い冠が付く、「成井豊の世界名作劇場・『僕の大好きなペリクリーズ』」。
演出・選曲ともに、若手演出の白井直がメインで進めて、成井豊が監修。そしてなによりも、18年前から成井豊の宿願だったシェイクスピアの『ペリクリーズ』 をキャラメルボックス風にハイスピード演出でお届けしてしまおう、という実験的な試み。
あえてベテランが脇に回って、若手がその許容量を遙かに超えた膨大な量のセリフをしゃべくりまくるという、まさに「次世代を担う演劇人育成」のための公演となりました。
僕が心配していたのは、まずシェイクスピアに詳しい方がこれを観てどう感じられるのか、ということ。次に、キャラメルボックスに詳しい方がどう思われるのか、ということ。
なので、普段では絶対無いことなのですが、初日が終ってすぐにロビーでいろんな方に直接感想を聞きに行きました。まずキャラメルボックス・サポーターの皆さん数人。そして、なんと、実際にこの『ペリクリーズ』を翻訳された、小田島雄志先生。
その結果は……是非、たくさんの方にご覧いただきたい、ということで共通していました!!
シェイクスピアの言葉を借りた、キャラメルボックスの若さ溢れる全身全速力演劇。
いっしょに走り抜けてみてください!!