有馬さん。 [バイ・バイ・ブラックバード]
劇団扉座の有馬自由さんが、今回のゲストです。
僕が有馬さんを初めて見たのは、
1988年の「劇団善人会議(現・扉座)」の『新羅生門』。
善人会議というか横内謙介さんの作品は、
旗揚げ前の『切符のくらし』(1981)、『東京マネキン』(1982)から
ずーっと観てました。
そんななか彗星のごとく登場した「新人」が有馬さんだったのです。
その後、長いこといろんなところですれ違ってきたのですが、
ようやく出演していただくことができましたっ!!
「僕にとって、あなたたちは赤の他人なんです」
……真柴あずきの第一稿でこのシーンを読んだ成井豊は、
「僕だったらこんなヒドイ台詞書けないよー」と。
真柴あずきならではのシーン、というわけですね。
「僕は中学の時京都に行ったよ。修学旅行で」
「目の前に浮かんだの。赤い灯台」。
この言葉を言ってしまう安西の気持ち、
有馬さんを観ていると
なんだか分かってしまうのですよね…。
by 花れんげ (2010-06-06 12:40)