極楽東京、終わる!! [極楽トンボの終わらない明日]
いやー、終わってしまいました、『極楽トンボの終わらない明日』東京公演。
僕らベテラン勢があたりまえのようにやっていた小劇場。あの頃は、それが当たり前だったのですけど、中劇場でやらざるを得ないほどにまでお客さんがたくさん来てくださるようになったこの劇団において、あえて原点に戻ってやってみた、若手公演。
普段、どれだけ恵まれた状況でやってきたのか、ということもわかったでしょう。
でも、チケットは前売で売り切れてしまった、なんていう、僕らの頃にはあり得なかった事態も。んーーーむ、今回の『極楽トンボの終わらない明日』の首謀者でもある左東広之も言っていましたが、あらためてお客さんに支えられてやっているんだ、ということをあらためて確認できた公演でもあったのではないでしょうか。
というわけで、大サービスショットっ!!
いくつかの話が交錯して出てきて、それが終盤に向けてだんだん収束していく、という手法で小劇場界を席巻した劇団ショーマ。そして高橋いさをさん。
キャラメルボックスの初期の頃、たとえば『スケッチブック・ボイジャー』とか『ディアーフレンズ,ジェントルハーツ』とか『サンタクロースが歌ってくれた』とか、そのあたりはもう、明らかにその劇団ショーマの影響の元に作られた芝居でした。
その原点のショーマの作品を、ウチの若手の連中がやる、ということは、本当に大切なことでした。コレがわからないと、キャラメルボックスの今の芝居もできないわけですからねっ!!
そして、演出も今まで「演出助手→演出補」だった白井直。
だから、当然選曲だって僕がやっていませんし、相談を受けても「自分でやってね」と突き放しました。ヒドい先輩です。
でも、やらなくてよかったですよ。僕がやったら、「ちゃーんとショーマそっくり」または「ちゃーんとキャラメルボックス」にしちゃいますから。
さぁて、神戸です。
ホームグラウンド、新神戸オリエンタル劇場で、神戸のお客さん達をちゃーーんと巻き込めるのかっ?!
逆にいつもの中劇場の方がみんなはやりやすかったりして……。
僕も観に行きますので、神戸の皆さん、明日、お会いしましょうっ!!
ラスト載せちゃうなんて、加藤さんっっっ!!!
左東くんの最後の一言。胸を打ち抜かれました。
もう一回観たいです。DVDになるんでしょうか?
ぜひともお願いしたいです!!!!
by さゆた (2006-09-26 09:38)