楠見さんの素敵さについて(2) [雨と夢のあとに]
あえて誤解を恐れずに言えば、台詞量の多い主役周辺の役が「いい」のはあたりまえです。その人の性格も背景もドラマも、台本に書いてありますし、それだけではなくて周囲の人たちがみんなそれらの人たちがいないときでも彼らの名前を呼ぶことによって、出ていないときにも主役達のことはお客さんが忘れないからです。
しかし、僕が思うに舞台俳優として最も難しいのが「ワキ役」。
テレビや映画なら「アップ」がありますから、その表情が素敵なら、登場が一瞬でも忘れられない存在になり得ます。しかし、舞台の場合は常に「引き」。その状態で、少ない出番でいかにその役の人のバックボーンを見せることができるか、というのは、非常に難しい作業になるわけです。
しかも、今回の楠見さん。
久松さんの奥さんの役で、しゃべりまくる久松さんとともに出ている上に、コメディタッチのシーンがとても多いわけです。もちろん、マリアとの関係性を語るところではシリアスな演技もありますが、やはり役割としては場を和らげる係。
だから、朝晴との関係が、ただのうわべの仲良しにしか見られない危険もあったわけです。
しかし。
Podcastでも楠見さんや久松さんと話しているときに出てきた話ですが、僕は通し稽古で朝晴が見えた瞬間にいきなり楠見さんがやった「クロスチョップ」で、声が出ました。
関西最強のコメディエンヌの、史上最強の演技。
今回、麻由子ちゃんのけなげさに涙する大人も多いですが、それ以上にこの楠見さんの無言で大粒の涙を流すこの瞬間で心のダムが決壊する人がどれほど多いことか。
本当に、この人に出会えて幸せでした。
泣いて，笑って，忙しいシーンです（＾＾）
by 瑛良 (2006-08-18 15:22)
岡田達也さんファンの方のサイトでこのシーンのイラストを描いている所があって喜んでいましたが、写真を載せて下さってすごく嬉しいです！
やっぱり皆さんここは泣いちゃうんですね。泣いたあとにかなり笑いました。
楠見さんという女優さんを知ることができて嬉しいです！
by ともべー (2006-08-18 20:48)
あのシーン、何が凄いって、クロスチョップだと思います。
笑い泣き。爆笑＆号泣。
凄すぎです。
by 阿月 (2006-08-18 21:28)
「あっ」
見えたことがわかった瞬間に、思わず声が出てしまいました。
次の瞬間、涙が出てしまいました。
心をこめて話すということ、
人と人の気持ちが通じ合うということ。
すごく素直に感じることができました。
by ぶんきち。 (2006-08-18 22:36)
僕もこのシーンで涙しました。
楠見さんを初めて観劇しましたがほんとに感動しました！キャラメルに来てくれて有り難うございます！という気持ちで一杯です！
by 長袖アロハ (2006-08-19 00:36)
楠見さんのすごさを、目の当たりにしたシーンでした。
あの場面でクロスチョップ。
それだけで、それまでの二人を感じることが出来ましたよ。
そしてこの写真だけでも涙があふれてきます。。。
楠見さん、素敵すぎます♪
by (2006-08-19 07:42)
大笑いしながら、ぼろぼろ泣いたのって、生まれて初めてです。
こういう素敵な写真を見るにつけ、ステージの残りが少なくなってきたのが淋しくて淋しくて仕方ありません。
雨ちゃん親子はもちろんのこと、早川家の三人とも別れたくないよー（涙）。
by (2006-08-19 16:01)
本日の公演を見て気がつきました。
このシーンって、客席でハンカチを持ち上げる（涙を拭う）タイミングが揃ってしまうんですよ～。
1枚目の楠見さんでグッときてウルウルして、でも懸命にこらえて（こらえられない人も多数）、
2枚目の楠見さんで思わず笑っちゃって、その拍子に涙がポロポロって流れちゃうもんだから、
客席ではハンカチが「パタパタパタっ！」て持ち上がっていくんです。
ほんのり感動＆ほんのり笑えました。
みんな同じ気持ちで見ているんですね。
by みなみ (2006-08-19 23:58)
舞台でもドラマでもこのシーンではぼろぼろに泣きました(´Д`)
しかも、今写真を見てまた泣いてます（苦笑）
このお話の中で、私が最も泣いてしまうのがこのシーンなのですw
ドラマでは｢霧子さんがやっと見えた!｣という瞬間に次の展開がすぐ始ってしまい、おちおち泣いていられないっ!という感じだったのですが、
今回のは曲がずっと流れているのもあって、思う存分泣けましたヽ（´ワ`）ノ
霧子さんが何も言わずに、代わりに（?）クロスチョップをやるのがホントにほんとに切なくて暖かくて大好きですw
今まで“楠見薫さん”という方を知らなかった私にとってはスゴクすごく素敵な方を知ることが出来ました☆
by しぐれ (2006-08-21 18:51)